9月12日、JR武蔵野線吉川美南駅で鉄道ファンに対しての張り紙が掲載されていることが明らかになりました。

205系が荒れることを警戒か

https://twitter.com/TKIWA51governme/status/1304588184353873921?s=19
吉川美南駅に掲載されている張り紙

〜鉄道を愛し、写真援影される皆さま〜

日頃より吉川美南駅をご利用いただき試にありがとうございます。また、撮影時には列車の安全運行や周囲のお客さま等へご記慮くださり重ねて御し申し上げます。

当駅では、全てのお客さまに「安全、安心、快適」に駅・鉄道をご利用いただけるよう日々努めております。

このため、危険と認められたり、他のお客さまのご迷惑となるよう行為があった場合には、ホームでの撮影を禁止せざるを得なくなってしまいます。

混雑した際にはお及いに譲り合いながら、皆が安全で気持ちよく利用できるよう、引き続きのご配慮をお願いします。

鉄道を愛する皆さまのマナーを守った変わらぬご利用を、駅社員一同、心よりお待ちしております。

吉川美南駅長

先日、同路線の新習志野駅で鉄道ファンに対して撮影マナーに関するお願いが記載された張り紙が掲載され話題になりました。今回は吉川美南駅ということで様式等は違いますが、内容は同じで「撮影マナーを守らないと撮影を禁止せざるを得ない」というものでした。

安全を保つというのはどの駅でも共通のことですが、最近武蔵野線の駅での張り紙掲載が続きました。偶然の可能性もありますが、武蔵野線では205系の引退が控えており、それが影響していると思われます。

車両が引退間際になり、貴重な存在になると多くの人が集まり、駅のホームや撮影地混雑するケースが多々あります。人が増えれば秩序の低下やトラブル発生率が増え、安全性は下がります。また葬式鉄と呼ばれる引退間際になってから撮影を始めたり騒ぐ人達も出始めるのでラストランはほぼ毎回荒れます

そのため本来は撮影を完全に排除してしまうのが手っ取り早いのですが、鉄道会社としてもルールを守ってくれる人にはぜひ撮影して欲しいということなので、鉄道ファンを全面的に敵対視しているわけではありません。スーパービュー踊り子の廃車配給とは違い、今回はラストランイベントを行いたい方針のようです。

ルールを守って撮影している人達も大勢居ることがわかっているからこそ張り紙はこのような文面になったのだと思われます。しかし全員で守らないと意味がなく、安全第一なのでルールを守れない人達によって撮影禁止はやむを得ないことです。

鉄道ファンの為にもラストランイベントを行いたいと様々な努力をしているのに一部のそれを仇で返す人達は後を絶ちません。そのため鉄道会社が「頼むから危険な行為をしないでくれ」とお願いをするという異常事態になっているのです。

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