夜遅いのに行き先が遠い列車が走っている理由とは?

夜遅いのに「これからここまで行くの?行く人いるの?」と思ったことはありませんか?今回は夜遅いのに行き先が遠い列車が走っている理由について書いていきたいと思います。

夜遅いのに「黒磯」「沼津」行きが走っている理由とは?

夜遅くといっても21時とかの話ですが、今からそこまで行くと2時間とか3時間かかるという行き先の列車が走ることがあります。例えば黒磯行きに関しては宇都宮~黒磯間での利用客が少なく、年々10両編成で東京方面から黒磯方面へ直通列車は減少してきており、2019年のダイヤ改正では上野~黒磯間を直通する快速列車が廃止となるなど、中距離電車の走っている線区の中では列車本数自体も減らされるなど衰退の兆候が強い路線です。(17時代の快速列車が廃止になったのも記憶に新しいです。)

しかし、東京駅20時49分発黒磯行きが夜遅くに設定されています。しかもこの列車は熱海始発で10両編成でグリーン車付きです。グリーン車付きで黒磯まで行く下り列車は昔は多数設定がありましたが、現在は早朝の小山始発とこの列車のみとなっています。

宇都宮~黒磯間で利用客が少なければ、宇都宮駅で4両編成の列車に乗り継ぎをさせればいいと思う方もいるかもしれません。しかし、利用客が少ないにも関わらず黒磯まで10両編成で行くには理由があります。

夜遅くに行き先が遠い列車をあえて走らせているのは「最終列車」を分かりやすくするため

夜遅くなのに行き先が遠い列車を走らせているのは「最終列車」を分かりやすくするためであると考えられます。公式にそういった趣旨で運転がされているかは分かりませんが、少なくとも「○○へはこの列車が最終」であるということは案内しているので旅客の便宜を図るために運転されていることは間違いありません。(東京駅では「この電車は本日宇都宮から先、黒磯までの最終電車です」と案内されることもあります。(毎日案内がされるわけではありませんが・・・)

もし、利用客が少ないからと言って宇都宮~黒磯間を4両編成で運転させる方法を取ると、東京駅にいる時点での最終列車がどの列車なのか分かりづらくなってしまいます。そういった点でもあえて10両編成の最終列車を走らせる必要はあるのかなと思います。この列車は黒磯方面だけではなく、宇都宮駅から先の宝積寺駅で烏山線の最終列車に接続する役目も担っています。

また、逆方向でも宇都宮駅20時24分発の沼津行きが設定されています。(仮に乗り遅れても1本後の快速で蓮田駅で追いつくことができます。)

JRだけではなく私鉄でも同様の列車が走っている

夜遅くに遠くの行き先が設定されている例はJRだけではありません。例えば東武鉄道でも同じような設定がされています。ただし、東武鉄道の場合は土日は設定がなく平日のみの設定となります。(ただし、同時刻発の館林行きから太田行の普通列車へ乗り継ぎをすることができます。)

東武伊勢崎線では22時9分発の区間急行太田行がそれにあたります。また、実際に今回乗車した際には「本日太田までの最終列車です。」との案内がありました。ちなみに区間急行太田行は平日3本、土休日1本しか設定されていません。

ただ、通しで乗る人は少なく途中駅で人が入れ替わるという印象が強く、草加・春日部・久喜で特に乗客の入れ替わりが激しかったような気がします。とはいえ太田駅までの最終列車が分かりやすくなっていますし、人数は少ないかもしれませんが、太田から東京方面に通勤通学する乗客を想定して設定がされているのかもしれません。

是非夜遅くに遠い行き先の列車が走っていたら、「この列車はその行き先の最終列車なのかもしれない」と考えると面白いかもしれませんね。身の回りにそういった列車があればコメント欄でお知らせください。

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