最近鉄道界隈だけでなく日本中を騒がせたえきねっとの詐欺サイトがWikipediaに掲載されました。

Wikipediaの関連リンク欄に載ってしまう!

WikipediaのJR東日本「えきねっと」ページに外部リンクとしてえきねっとの詐欺サイト(フィッシングサイト)が表示されました。

追加された詐欺サイトのリンク

リンクはhttp://eki-net.ruとなっており、えきねっと公式のeki-net.comと比べてもよく見なければわからないです。

この詐欺サイトは、2022年9月頃から見られるようになっており、10月ごろにはGoogleなどで「えきねっと」と検索すると、公式サイトよりも検索で上位に表示される事態となっていました。

このサイトにアクセスすると偽のキャンペーンの表示が出てきて、そのままユーザー名などのログイン情報が抜かれるというものです。

偽サイトで表示されていた画面、公式との違いとして、キャンペーン開始日や必要ポイントが改ざんされています。

今は偽サイトはどうなっているの?

2022年12月7日現在、筆者がこのサイトについて調べてみたところ、ドメイン(google.comのようなURLに打ち込むもの)は存在しますが、サーバーが存在しないため表示できない状況になっています。

筆者がコマンドで生存確認した際のスクリーンショット

もし万が一間違えてeki-net.ruにアクセスしてしまったとしても、サイトが表示されることはないので心配はありません。

ただ、またこのドメインを使って似たようなサイトが出てくる可能性は十分にあるので、サイトにアクセスするのは控えた方が良さそうです。

誰がWikipediaに載せた?

そして、皆さんの中には少し詳しい方もいらっしゃると思いますが、

Wikipediaは誰でも編集、作成などができるサイトです。

なので、このリンクを追加した黒幕がいます。その人物を探したところ「地震ソフト監視人」という人が編集していることがわかりました。

Wikipediaの編集履歴

Twitterの情報によると、どうやらこの「地震ソフト監視人」という人は登録歴が浅かったようです。

憶測ですが、この詐欺サイトのリンクを貼るためにWikipediaのサイトのアカウントを登録したと思われます。

まとめ

えきねっとのWikipediaに偽サイトのリンクが貼られていたのは衝撃的です。

リンクが貼られたのが10月29日であるのに対し、話題になったのは12月頃と、一ヶ月の間この偽サイトがWikipediaで一般の方に公開されていた事になります。

Wikipediaやえきねっと運営には詐欺などの被害者が出ないようにもっと注意を払っていただきたいと思います。

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