JR東日本は、高輪ゲートウェイ駅付近の「品川再開発プロジェクト」という再開発事業の途中で、出土した「高輪築堤」について、現地見学会を実施すると発表しました。
「高輪築堤」は明治初期に鉄道を敷設するために海上に構築された構造物で、かつてはその上を蒸気機関車が走っていました。
JR東日本は「地域の暦地価値の向上と地域社会の貢献を目指していく」という表明をしていました。
「高輪築堤」見学会の概要 ウェブ動画配信も
今回見学会が実施されるのは「高輪築堤」のうち京浜東北線の線路切替工事を行った地点です。
位置は高輪ゲートウェイ駅と泉岳寺駅との中間地点に位置していて、田町駅寄りで開催します。
開催日時は2021年1月10日、1月11日、1月12日の3日間で、1日あたり5回実施されます。
時間は10時~11時、11時15分~12時15分、12時30分~13時30分、13時45分~14時45分、15時~16時の5回で、1時間程度実施となります。
工事現場内で見学会が行われることで、見学スペースに限りがあり、新型コロナウイルス感染症対策として各回定員は20名程度、事前応募制となります。
高輪築堤の公開場所は京浜東北線と山手線の旧線
人気鉄道ゲーム「電車でGO!」をやったことがある方には分かると思いますが、おおよそ京浜東北線が、山手線を跨いで反対側に立体交差していた付近・その周辺から、今回「高輪築堤」が出土したと考えられます。(画像中央:線路切替工事前の京浜東北線)
旧線の京浜東北線・山手線の真下・その周辺に高輪築堤が存在していたというのは驚きですね。(線路切替工事がなければ、地下に埋まったままだったと思われます。)
出土した地点は写真の通りで今回見学会が行われるのは「写真1」と「写真2」の地点です。
昔は、海の上を蒸気機関車が走っていたということも、今ではあまり想像がしにくいですが、見学会に行かれる場合は、150年前の蒸気機関車が走っていたことを想像したり、つい最近まで京浜東北線と山手線がこの場所を走っていたことを想像したりすると、見学がよりいいものになるかもしれませんね。
「高輪築堤現地見学会」応募方法
応募期間は2020年12月10日から12月23日までとなっており、当日消印有効の郵便はがきにより応募することができます。
応募は1人1枚とし、転売などの対策なのかもしれませんが、当日は案内状と本人確認をするということです。また、当選した場合は当選者の他に1名同伴が可能ということです。
郵便はがきに記載する事項は次の通りです。
また、定員を超えた場合には抽選を行い、当選した方には案内状が郵送されるということです。当選の権利は本人に限り有効で、同伴者の変更はできません。日程の変更、時間帯の変更もできません。
前回の発表内容は関連記事をご覧ください。
あて先は〒163-8697 新宿郵便局留め 「『高輪築堤』現地見学会」事務局 宛 です。