東北新幹線仙台駅に普段は上越新幹線や北陸新幹線でしか走らない車両が続々と入線し、ネット上で話題になりました。一体何があったのでしょうか。
普段は絶対に来ない車両が続々と仙台に
今回仙台駅に入線したのは現美新幹線(越後湯沢〜新潟)「E3系」、北陸新幹線(東京〜金沢)「E7系」、上越新幹線(東京〜新潟)「E4系」です。いずれの車両も運用が乱れたとしても代走をすることは絶対にありません。
現美新幹線が仙台に入線したのは阪急交通社が貸切ツアーを開催したからです。「世界最速の芸術鑑賞」をうたい土休日を中心に越後湯沢~新潟を1日3往復運転されていますが、12月19日に定期運行を終了します。
E4系とE7系はそもそも上越新幹線と北陸新幹線でのみ運行されているため、他の路線では定期はもちろん臨時や代走でも営業運転をすることはありません。今回入線したのは仙台駅から新幹線総合車両センターに入場するためです。
「総合車両センター」ということで通常の車庫ではできない全般検査などの重整備、改造工事や新製車両の搬入・廃車解体を行います。今回は台車検査ということでしたが、同センター以外に在籍する車両も担当するため入出場はそこまで珍しい光景ではありません。
営業時間内に回送するため、深夜ではなくてもその様子を見ることができます。