1月5日、JR東日本大宮支社は日光線の普通電車で居眠り運転があったと発表しました。

居眠り運転を起こすのではなく撮影

NNNより

JR東日本大宮支社によると、30代の男性運転士が宇都宮と日光を結ぶ日光線の普通電車を運転中に居眠りをしていたということです。運転士は「一時的に睡魔に襲われた」と認めてます。

今回事件が発覚したのは、乗客が5日午前8時50分ごろに鶴田~下野大沢間で動画を撮影し、マスコミに提供したからです。乗客は異変には気づいており寝ているように見えたとしていますが、起こすことはなく離れた席から黙々と撮影をしていました。

マスコミに動画が提供され報道されたことによって表沙汰になりましたが、なぜ窓をノックするなどして起こそうとしなかったのでしょうか。

現役運転士からも「黙って動画撮るなら、乗務員扉バンバンしなきゃ」「あとでご意見センターに連絡していいすから起こさず撮るのは止めてー」との声が上がっています。SNSではなく直接マスコミに提供するなど乗客の悪質な面もみられます。

居眠り運転は言語道断ですが、ヒーロー気取りの撮影者にも非難が集まっています。今回は居眠りでしたが、緊急事態だったかもしれません。運転士の異常を知りながらメディア映えを優先して最後まで起こそうとしなかった撮影者と、平然と素材を受け取るマスコミにも問題があるとされています。

もし居眠り運転を見つけたら盗撮をしてマスコミのネタにするのではなく、窓を叩くなどして起こしてあげましょう。気が済まなかったらお客様センターなどに報告をすればいいだけです。それこそ意識を失っているかもしれないのに撮るだけ撮って放置は命取りになりかねません。

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匿名
匿名
3 年 前に

どっちの味方にもなりませんが、どっちとも厳しい意見を言わせてもらうと・・。

まず乗客。何と言うか、マスコミに提供する時点で、何だか性格が悪いような気がする。私はこういうタイプの人間はあまり好きではない。言うならお客様センターだろう。しかしながら企業は身内に甘い傾向にあるから、それではいけないという思いから提供したのかも知れない。

運転士側。人間だから眠くなるかも知れないが、眠るのは言語道断。
かなり昔に烏山線に乗ったことがあるが、ワンマンの下車方法を知らない乗客に運転士が怒っていた。不正乗車ならわかるが、その乗客はワンマンの降り方を知らなかったわけだし、正規の料金を払っていたわけだから、あれは少し怒りすぎだと思った。窓も乱暴に開けていたし・・。確か同じ支社の管轄のはず。もう、国鉄の時代は終わったわけだから、社員教育を徹底してほしい。仕事でお金をもらっている立場で苛立ちをぶつけたり寝るのは御法度。かいしゃいんだって公務員だって、すべて同じです。

mofmof
mofmof
3 年 前に

上の方のコメントを見ると客が客なら乗務員も乗務員だなと。
客側を擁護する気はありませんが、昨今のJR東日本の状況を見るとお客様センターに言っても握りつぶされて終わりだと思います。何年か前に居眠りや漫画読んだりって事例が続いて尚この有様ですから(=会社側が問題意識を持ってない)。
尤もこういう連中に社員教育なぞしても溝に金を棄てる様なモノですから、出来るだけ早く自動運転にした方が良いでしょう。JR東日本でもプロ意識を感じる駅員さんや車掌さんを見たことはありますが、それ以上に残念な方が多いうえに目立ちます。

匿名
匿名
に返信  mofmof
3 年 前に

自動運転の実用化が待たれます。将来的に運転士や車掌という仕事は無くなっていくと思います。
電車を利用して態度の悪い職員のせいで嫌な思いをすることも少なくなるだろうし、自動運転になれば珍しい電車が走ることもなくなるでしょうから、撮り鉄も少なくなりますね。

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