2020年10月下旬に運転された豪華寝台列車「カシオペア」がJR篠ノ井線で運転された際に撮り鉄がリンゴの木を切断するなどした器物損壊がツイッター上で話題となっています。

器物損壊をしたことによって「沿線農家の収入源」まで絶ってしまったことから、一般人を含め「撮り鉄」に対しての不満が爆発しています。

【犯罪】JR篠ノ井線「カシオペア」を撮るために器物損壊

撮り鉄が「カシオペア紀行」のためにリンゴの木などを切断したということが、2020年11月16日の読売新聞朝刊に「撮り鉄 マナーを守って」というコラムが話題となっています。

コラムにある沿線農家の方によると、JR篠ノ井線で撮り鉄が「カシオペア紀行」を撮影するために、リンゴの木などを切断してしまったようです。

掲載されている文章には「一部のカメラマンがそうした行為にかかわっていたなら残念」と書かれています。

この文章がツイッター上に掲載され、ネット上では「マナー違反ではなく犯罪行為」「残念なことにマナーが悪い者たちは見ようとしない」「農家の方が精魂込めて作ったものにひどいことをするようなものには天罰が下ってほしい」などの反応が寄せられています。

撮り鉄のマナー違反・犯罪行為は鉄道会社は問題視 撮り鉄が撮影するもの自体も「絶たれる」可能性

今回のカシオペア紀行ではリンゴ農家の収益源を撮り鉄が絶ってしまったことが問題になっていますが、実は氷山の一角である可能性が高く、各地で撮り鉄によって沿線住民が迷惑している事実があります。

JR東日本の新潟支社では沿線住民から苦情やお叱りを受けているという「異例のお願い」鉄道ファンに向けて公式サイトが出しています。

また、今後このようなことが続けばイベントやSLの運転などを中止する可能性も視野に入れているということです。

マナーを守って撮影を楽しむ鉄道ファンの中には、犯罪行為などを繰り返す「迷惑撮り鉄」と同列に扱われることを嫌い趣味を辞めてしまうという実態もあります。沿線だけではなく鉄道界隈全体でも悪影響が出ているということです。鉄道趣味をする方がいなくなってしまうことは鉄道会社としても痛手になるため、鉄道ファン向けの列車も運行が難しくなってしまいます。

JR東日本では、鉄道ファン向けのイベント(東京総合車両センター公開など)でもトラブルが発生し、JR職員の方にとっても不快な体験となってしまったため、本来は「鉄道ファンとファミリー向けのイベント」ものを「ファミリー向け」に絞るということも多くなっています。ちなみに翌年の2019年からは鉄道ファン向けのイベントは全て中止、乗車体験なども小学生以下に絞るという対応をせざるを得なくなりました。

また、マナーを守っている方はきちんと運賃を払っている中で、マナー違反を繰り返す人達の多くは「無人駅」や「旅客への便宜」を悪用したキセル乗車・不正乗車が跡を絶ちません。

沿線の農家の収益源を奪ってしまうと、JR東日本としても沿線の理解が今後得られないのではないでしょうか?

沿線で撮り鉄がトラブルを起こした際には、鉄道会社へのお問い合わせフォームで苦情を入れて「沿線の声」として届ける必要がありそうです。鉄道会社としても沿線が一番のお客さんですから、沿線の理解が得られない場合はイベント列車が運転されなくなってしまうかもしれません。

今回は撮り鉄がリンゴの木を絶ちましたが、次は撮影するもの自体が無くなり「撮り鉄の楽しみ」が絶たれてしまうかもしれませんね。

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