今回は東海道新幹線のグリーン車に「普通席指定席料金にたった150円の追加で」乗ってきました。
お金がなくても新幹線のグリーン車に乗りたい人に是非お勧めしたい方法です。
東京~新大阪を指定席料金に150円足して乗るにはスマートEXへの登録が必要
今回利用したのはJR東海の「スマートEX」というサービスを使いました。ざっくりとした説明をしますと、駅に行かずに東海道新幹線の予約がスマホ1台でできてしまうというサービスです。
利用にはSuicaやICOCAなどの交通系ICカードの登録とクレジットカードの登録が必要です。
クレジットカードをまた持っていない人は楽天カードが100円で1ポイントたまるので個人的にはお勧めです。クレジットカードが作れない高校生は家族カードの発行をお勧めしています。
スマートEXのサービスのなかに早特商品があり、今回は「EXグリーン早特」という商品を使いました。
150円追加したらグリーン車に乗れちゃう「EXグリーン早特」とは?条件と注意点
早特商品ということですから、いつでも利用できるというわけではありません。料金を安くする分、制約はもちろんあります。飛行機でいう早割みたいものだと思っていただければいいと思います。
「EXグリーン早特」は3日前に予約(購入)する必要があり、また乗車できる列車は指定された列車のみ有効です。乗り遅れたからといって後続の自由席ののぞみに乗るといったこともできません。
もし、自分の都合で乗り遅れたら乗車券相当の金額(東京~京都・新大阪であれば7010円)のものは後日払い戻ししてくれますが、特急券分の金額は戻ってきません。
例外的にJR線の遅れのみには後続の列車の自由席に乗ることは最低限保証されており、もし空席があれば指定席やグリーン車に案内してくれます。もしそうなった場合はまずは駅の窓口に相談しましょう。ただし、私鉄や地下鉄、バスの遅れの場合には保証されませんので注意が必要です。
グリーン車に格安で乗れるメリットがある反面、乗り遅れてしまった時のリスクがあるということは覚えておきましょう。普段から時間にルーズな方にはお勧めできません。
「EXグリーン早特」は 全列車の「のぞみ」で利用できるわけではない
全ての「のぞみ」に乗れればいいのですが、残念ながら一部の「のぞみ」しか利用できません。
利用できる列車は朝6時台に出発する「のぞみ」と、終日の「ひかり」です。
ただし、2人以上で同じ区間を利用する場合、土休日に限り終日の「のぞみ」を同料金で利用することができますのでそちらも検討してみましょう。(EXのぞみファミリー早特という商品です。)
早起きが苦手な人は「ひかり」をうまく活用しよう
自分も朝早く起きるのは苦手なタイプなので、朝6時の「のぞみ」に乗るのはあまり気が進まないですし、せっかくのグリーン車なのでどうせなら寝るのではなくて楽しみたいじゃないですか。 (寝坊の場合は半額しか返金されないリスクもあります。)
そこで筆者がおすすめしているのは終日使える「ひかり」の活用です。
確かに、「のぞみ」と比べてみると少し遅いですが、筆者が使っている「ひかり」は約20~30分遅く着くものの、グリーン車の快適性もありそれほどストレスも感じませんでした。
また、東京~名古屋までなら「のぞみ」と停車駅が1つしか変わらない、「ひかり」があり、時間も10分しか変わらないのでそちらの利用もおすすめです。(筆者のTwitterで分からないことがあれば可能な限り答えます。)
こだまのグリーン車はダメなの?ぷらっとこだまをあえて選ばない理由
最も東京~新大阪で新幹線のグリーン車で安く移動できる手段の代表として「ぷらっとこだま」という旅行商品があります。確かにその安さは東京~新大阪まで12000円(通常期)で大変魅力的です。
しかし、安さの裏には理由があります。まずは乗り遅れた時は全額払い戻しがされないという点です。また、交通機関の遅れの時には払い戻しはしてくれますが、その場では払い戻しはなく、当日は通常料金で新幹線の切符を購入し後日旅行会社で払い戻しとなります。
特に学生だと、乗り遅れた時に銀行口座もないと引き返すしかなくなるのでかなりリスクがあると思います。
また、こだまは新幹線の各駅に停まるため通常より時間が1時間半多くかかり4時間かかります。(通常:東京~新大阪間、のぞみは2時間半)また、途中駅で10分~15分毎回停車し、たくさんののぞみに抜かれるため精神的なダメージを感じる人もいます。
個人的にはせっかく、「速くて快適な新幹線」を使うわけですから。約2000円足して1時間半早く着けるならそちらを選択した方が賢いのではないかと思います。
実際に乗ってみて分かった東海道新幹線のグリーン車の快適性
東海道新幹線のグリーン車の乗車レポートはこちらにまとめましたのでよかったら見てください。