今回は「近鉄版青春18きっぷ」ともいえる「週末フリーパス」を実際に買って使ってみました。
「おすすめの使い方」や「本当に元は取れるのか?」など検証していきたいと思います。
まず、近鉄で発売している週末フリーパスとは何なのか?青春18きっぷとの違いについて解説していきたいと思います。
週末フリーパスはどんな切符?青春18きっぷとの違いは?
まず、週末フリーパスの説明と青春18きっぷとの違いについて解説していきたいと思います。
利用できる路線
週末フリーパスは近鉄線(ケーブルカーも含む)のみ利用できます。(おまけとして葛城山ロープウェイを半額で利用できる割引券もついています。)
あくまで近鉄線のみの利用に限られるので、JR線やそのほか私鉄や地下鉄、バスなど(近鉄バスを含む)は利用できません。
青春18きっぷでは特急列車は利用できませんが、週末フリーパスでは特急券を購入すれば利用することができます。
利用できる期間
週末フリーパスはその名の通り「週末のみ使える切符」です。青春18きっぷは好きな日付で1日選んで使うことができますが、週末フリーパスは連続する3日間(金・土・日または土・日・月)のみ使用できます。
発売期間
青春18きっぷでは学生の休みを中心に発売され期間が限定されています。当日でも窓口などで購入できます。
週末フリーパスでは通年発売で好きな週末に出かけることができます。青春18きっぷが発売していない時期でも発売があります。ただし、前日までの発売となるので、出発日当日には購入することができません。
1日あたりの金額
青春18きっぷでは1日当たりの料金は2410円ですが、週末フリーパスでは1日当たり1400円です。
青春18きっぷ2日分の値段で3日間乗れると考えてもいいと思います。
3日間で大人4200円で発売され、青春18きっぷと違うところは子供用が用意されているところです。(青春18きっぷに子供用はありません。)場合によりますが、家族やグループで大阪から名古屋へ移動する場合にはお得になることもあると思います。
子供用は2100円で発売しています。
週末フリーパスは3日間使えなくても大阪~名古屋までの往復すれば元が取れる
なかなか連続して3日間も予定を取ることは難しいと思います。しかし、週末フリーパスでは大阪難波・鶴橋~近鉄名古屋まで往復するだけで元が取れます。
例えば1日だけ大阪から名古屋までの出張での利用だったとしても、片道の乗車券は2410円で往復の乗車券は4820円となります。週末フリーパスは4200円なので620円も安くなります。
ただし、松阪・伊勢市や鳥羽・賢島に行く場合はこちらの方が安くなる場合がありますのでこちらもチェックしてみてください。スペイン村に行く人はこちらが断然お得ですね。
週末フリーパスのおすすめの使い方
大阪と名古屋だけだとそんなに変わらないと思っている方もいると思うのでおすすめの使い方を紹介したいと思います。
信貴山に安く行くなら週末フリーパスがおすすめ
「信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺」がある信貴山へは近鉄フリーパスがお得になります。高安山の中をマラソンする方もおすすめです。
大阪難波から高安山駅までは片道920円かかり往復すると1840円かかります。(ちなみにケーブル線だけで1040円かかります。)
信貴山のみでは元が取れませんが、京都・奈良や名古屋にお出かけしてみると元が取れるかもしれません。(途中下車するとさらに元が取りやすくなります。)
個人的には通常料金を払うより、週末フリーパスでその後にどこか行けた方がいいと思います。
【生駒山上遊園地】夏季限定!夕方からでも行けるおすすめの夜景スポット
大阪や奈良に住んでいる人におすすめの場所を紹介します。(ただし、7月~9月の夏季限定です。)
奈良県の生駒山上遊園地からの夜景はおすすめで、こんな夜景が大阪難波から45分、近鉄奈良から37分の場所にあります。また、生駒山上遊園地は入園料は無料で
生駒駅まで近鉄奈良線の快速急行か急行を利用し、生駒駅からケーブル線に乗り換えると生駒山上遊園地に到着します。通常料金だと大阪難波~生駒山上までは片道780円、往復1560円ですが、週末フリーパスなら追加料金なしで行くことができます。
大阪難波から京都まで近鉄特急で優雅に移動
通常料金では2000円以上かかるのでおすすめはできませんし、新快速の方が速いので急いでいる方にはおすすめできないですが、優雅に移動する方法を紹介します。
週末フリーパスではすでに近鉄分の運賃を払っているため、追加は特急料金のみとなります。
大阪難波~京都まで地下鉄と新快速を乗り継ぐと800円(梅田経由での運賃)ですが、大阪難波~京都までの特急料金は920円です。
ちょっとおかしな話ですが、差額が120円なので着席サービスを120円で買うという感覚になります。もちろん、急行列車で行くことも可能ですが、せっかくなので特急列車にも乗ってみてはいかがでしょうか?