栃木県道路公社では毎週末に栃木県の有料道路の無料化を実施しています。これにより宇都宮方面~鬼怒川・日光・那須塩原への移動が便利となっています。ただし、毎週末のうち8月8日~8月16日、9月19日~9月22日は繁忙期として無料化は実施されませんのでご注意ください。栃木県の有料道路無料化の実施は10月16日まで実施されます。

栃木県の有料道路無料化が実施される日は?(繁忙期は除く)

週末の丸がついている日は対象ととなり、矢印が書いてある繁忙期は対象外となります。基本的には週末の利用が無料ですが、お盆の時期などには無料になっていないということには注意した方がよさそうです。

対象となる道路は日光と宇都宮を結ぶ「日光宇都宮道路」、宇都宮と鹿沼を結ぶ「宇都宮鹿沼道路(さつきロード)」、日光と那須塩原を結ぶ「日塩道路(もみじライン・龍王峡ライン)」、「鬼怒川有料道路」が無料化の対象です。料金所が設置してありますが、無料開放中のため減速の上そのまま通過が可能です。

今回は観光ルートに使える宇都宮鹿沼道路以外の「日光宇都宮道路」「日塩道路」「鬼怒川有料道路」を紹介していきたいと思います。

日光宇都宮道路はどんな道路?日光市内や中禅寺湖へはこの道路が便利

日光宇都宮道路とはその名の通り日光と宇都宮を結ぶ道路です。途中のインターで降りることで鬼怒川・那須塩原方面に行くこともできます。また日光インターで降りれば日光市内へ、終点の清滝インターまで行くと「いろは坂」の手前に出るので、中禅寺湖方面に行くことができます。

日光へは国道で行くこともできますが、途中で渋滞することもしばしば。道路規格自体は高速道路と同じなので高速道路並みのスピードで走ることができます。

日光宇都宮道路に乗るには東北道(NEXCO管轄なので無料化対象外)を利用するか、一般道を利用する場合新4号バイパスと国道119号線を使って日光宇都宮道路へアクセスする方法があります。

せっかくの無料開放中に利用しない手はありません。時間短縮効果もあるのでぜひ利用しましょう。宇都宮駅~日光駅で一般道であれば1時間ですが、日光宇都宮道路を使うと20分程度短縮されます。

無料開放期間中は大沢本線料金所はそのまま通過してOK

日光宇都宮道路には本線料金所が設置してありますが、無料開放中なので減速した上でそのまま通過が可能です。ただし、普段ETC料金所として使っているゲートは封鎖されていて、一般ゲートのみで使われている1つしか無料開放として使われていないので、譲り合って通行しましょう。

いろは坂や中禅寺湖へ旅行するには便利な道路で無料で使うことができます。是非利用してみてはいかがでしょうか?

鬼怒川有料道路と日塩道路 区間が分割されていて時間短縮効果は微妙

「鬼怒川有料道路」「日塩道路(龍王峡ライン・もみじライン)」は国道を挟んで区間が分割されています。(南に位置しているのが鬼怒川有料道路、北に位置しているのが日塩道路)接続している国道はバイパス道路なので比較的高規格で作られていますが、無料区間のうち、日光宇都宮道路以外は有料道路同士で繋がっている道路がないことは知っておいてもいいかもしれません。

「鬼怒川有料道路」はどんな道路?鬼怒川温泉には便利だが、区間は意外と短く宇都宮発だと遠回りになることも

通常であれば日光方面から鬼怒川方面に抜けるには市街地を通る必要がありますが、鬼怒川有料道路を使うと比較的スピードが遅い区間を最短距離で抜けることができます。

しかしながら、その区間はわずか1.7kmなので宇都宮方面から来る場合はかえって遠回りになることもあり、無料区間だからといって使うのは正直微妙なところがあります。(実際にナビだと別ルートが出てきました。)

ですので、あくまで鬼怒川温泉までの市街地が渋滞している際にのみに使用すべきかと思います。

日塩道路(龍王峡ライン)とは?高速道路規格ではないが直線的なルートなので利用すべき 

日塩道路は日光と那須塩原市を結ぶ道路で、「龍王峡ライン」と「もみじライン」の2区間に分かれています。

上の写真は「龍王峡ライン」ですが、龍王峡ラインは高速道路規格ではないものの、並行する国道120号が比較的カーブが多いのに対し、直線的に作られているのが特徴です。龍王「峡」というくらいですから向かい側の山と山の間には高低差がありますが、高架橋で平坦な道路になっているのが特徴です。(国道120号もそこまでアップダウンがあるわけではないですが・・・)

この区間が無料区間というのは非常にありがたいと思います。ただし、ナビには無料区間になっているということは反映されていない場合がほとんどですので、「有料・高速優先」などナビの設定をすることをおススメします。

日塩道路(もみじライン)は頭文字Dに出ていた峠道 制限速度は60km/hだがそれ以上にカーブがきつい 

もみじラインは走っていて「イニシャルDに出てきそうだな」と思っていて後で調べたら使われていたようですね。しかしながら、ゲームのように速度を出しながらカーブを曲がり切れるかというのは微妙ですし、もし曲がり切らなかったら崖から落ちてしまうので安全運転を心がけましょう。

有料道路と言いつつスピードが出せるわけではなく、ひたすら峠道なので結構疲れるかと思います。場所によりますが、今回無料化されている栃木県の有料道路の中では最も「路面状況が悪い」です。

これだけ急カーブの区間でありながら制限速度は60km/h(一部30km/h制限)ですが、車種によりますが当然60km/hくらい出すと事故につながる可能性があります。(40km/hくらいでも結構出していると感じるほどの急カーブです。)

雨の日だとキリが濃い区間があり、視界が悪くなる箇所があるので注意が必要です。特に木の枝や急カーブが霧の先に急に表れることがあります。

この道路を使わないと行くことができない奥塩原温泉 週末は賑わっていました

もみじラインを走っていると突然住宅地のようなエリアに入りました。住宅地ではなく奥塩原温泉という温泉街というみたいですね。駐車場には所狭しと車が並んでいて、他県から来ている人も多いようです。

ちなみに奥塩原温泉の宿の相場を調べてみると一泊大人2人で4万円の宿に入るので、高級宿の部類に入るのかなと思います。興味がある方は泊まってみてはいかがでしょうか?

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