長野総合車両センターの189系N102編成ですが、年末から不可解な動きが続いています。長野・軽井沢であった出来事をまとめました。

長野の189系が起こした不可解な動き

解体線に入るまで2年

3月28日に運転された団体臨時列車「ありがとう189系」

189系N102編成は2019年3月に引退しましたが、引退から解体線に入るまで2年弱もの期間がありました。廃車回送から解体まで時間がかかった例は多数ありますが、さすがに2年は非常に稀です。

同編成は2020年12月25日に解体線へ入りましたが、2週間全く動きがありませんでした。年末年始とはいえ解体業者が仕事始めを迎えてからも動きはなく、他の解体された車両に比べてあまりにも長すぎました。

廃車両にしては丁寧すぎる扱い

通例では解体される車両は編成ごと解体線へ入り、何両かずつに繋いだまま解体されます。重機で無理やり切り離しますが、これは再び組成することを想定していないからです。しかし同編成はわざわざ入替動車で解結作業を行い1両ごとに分割して留置しました。これから解体をするというのに、わざわざ手間がかかることなので通常は行いません。

また座席などが撤去されているにも関わらず、前面・側面幕ともに外されていません。過去に解体された185系や豊田車両センターの189系は解体前の廃車置き場に留置されていた時点で前面幕は外されていました。にもかかわらずN102は側面幕すら外されていません。他の廃車体と比べて、かなり丁寧に扱われている印象です。

解体線に入るも奇跡の生還

解体線に入りいよいよ重機の餌になると思われてきましたが、後から廃車配給されたE217系Y-44編成と入れ替わるように解体線から留置線に移動し、1両ごとにバラバラだった車両を再び6両編成に組成しました。

長らくの留置中にも不自然な動きがあり、これまで複数回工場へ入場した。工場では主に改造や部品取りが行われることは多いですが、部品を取られた形跡などはありませんでした。

一時的に謎の分割が行われたこともあります。6両編成を3両ずつに分割しましたがその後再度組成され元に戻りました。

保存しないにしろE217系や185系の解体ラッシュで延命か?

かなり悠長な動きをしている同編成ですが、解体線は今後大忙しになります。E217系Y-44編成は廃車配給からわずか2日で解体線に入りましたし、同形式は解体ラッシュになります。ダイヤ改正で185系が引退することも加わり、本来解体は急がれるはずです。

実は解体線=廃車という訳ではなく、陸送が行われた例もあります。踏切事故で損傷したE353系S206編成は解体線に入線後にトレーラーに載せられ製造元のJ-TREC横浜に輸送されました。単に座席を撤去したかっただけという可能性もあります。

不可解な動きを続けた189系N102編成ですが、E217系の解体により、ひとまずは延命をしたことになります。今後E217系が優先的に解体されるとなるとすれば、解体か保存に関わらず、しばらくは安泰になるのではないでしょうか。

189系よりも169系の方がピンチ

しなの鉄道より

しなの鉄道軽井沢駅の「森の子リスキッズステーション」に遊び場として保存されている169系ですが車両が前方へ数十メート移動されました。また屋根上の冷房機器が撤去されました。

このような移動は以前も行われており、当時は湘南色から末期色への塗装変更を行うためでした。キッズステーション内では大掛かりな作業ができないためです。

169系は既に除籍されており牽引でも本線を走行することはできません。そのため解体するとしたら長野に輸送するのではなく現地で行われるのですが、今回の動きがその準備ということも考えられます。

イレギュラーな動きを続ける189系ですが、前例と照らし合わせてもなかなか予想がしずらい状態です。あくまで推測なので何が正しいということはありませんが、ネット上では様々な意見が飛び交っています。

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