近鉄は阪神・近鉄つながって10周年記念ツアーとして阪神線の神戸三宮から近鉄京都線桃山御陵前駅まで初めて近鉄特急(近鉄22600系での運行)で運行することが発表された。
気になるツアーの内容は?
阪神線の神戸三宮を出発し、西宮と尼崎に停車し、その後近鉄奈良駅を経由して、近鉄京都線の桃山御陵前駅まで運行するルートだ。(往路のみの運行)
旅行商品の団体列車として運転され、料金は往復の乗車券込みで大人一人6000円でアルコールが提供されるため、参加は20歳以上の大人に限られる。定員は150名(最少催行人員80名)。
日時は2019年9月14日(土)の1日限り運行。
今回のルートの見どころ
近鉄によると近鉄京都線と阪神線を直通運転するのは今回が初めてとのこと。近鉄奈良駅では客扱いをしないため、大和西大寺~近鉄奈良まで区間を重複して運転するのも定期では運行がないので珍しいルートでの運転となる。
かつて大阪難波~京都まで近鉄特急が運行されていたことがあり、見方によってはリバイバル運転ともとれるだろう。
また、近鉄京都線の特急は通常近鉄丹波橋に停車するが、普段止まらない桃山御陵前駅に特急が停車する。こちらの方も史上初なのではないだろうか。(特急料金がどうなっているのかは気になるところ…)
余談ではあるが、桃山御陵前付近が高架線になったのは周辺の水脈を心配する酒蔵に配慮したからとの説がある。(諸説あり)
車内ではお酒がふるまわれる
今回のツアーでは車内で「灘の酒3種」がふるまわれる。その後は桃山御陵前駅から徒歩で行ける「月桂冠大倉記念館」で「京の酒5種」を試飲することができ、お土産ももらえる。
帰りは近鉄特急ではなく普通車で阪神線の駅に帰ることになっている。
今回しか乗れないかもしれない珍しいルートでのツアー、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか?
このツアーは阪神ステーションネットで発売されます。