今回は新幹線通勤をするなら県庁所在地に住まない方が安く済む場合があるので、今回はそれについて書いていきたいと思います。
新幹線通勤とは?メリットは?
新幹線通勤は
「仕事は都心だが、住むのは田舎にしたい。」
「満員電車を避けて通勤したい。」
「都心に住むより月の出費が少なくなる。」
「いつもグリーン車使っているけど、月の負担があまり変わらないから新幹線通勤に切り替えた。」
といった理由で近年、需要が高まってきています。
国も新幹線通勤の需要が増えていることや地方の人口維持につながることを受け、2016年1月から限度額が10万円から15万円へ引き上げられました。
また、大手企業「Yahoo」では様々な働き方ができるとして、2016年から新幹線の定期代を15万円以内であれば全額補助する制度を導入し、そのほかの企業にもその動きは広がっています。
しかし、依然として会社が負担してくれるのは「普通電車の定期代のみ」「月3万円以上は自己負担」という会社が多いそうです。
そんな方に向けて今回はどうやったら新幹線通勤の自己負担を減らせるのか、東北新幹線でどう違うのか書きましたのでご覧ください。
東北新幹線で通勤するなら宇都宮より小山に住んだ方が安くなる?
宇都宮駅からだと自己負担金額が大きい
宇都宮駅は栃木県の県庁所在地です。
新幹線で通勤すると、最も割引となる3か月分の定期代は29万810円です。(1か月あたり約9万7000円)
もしあなたの会社が普通列車分の定期券分しか交通費を支給してくれない場合、自己負担する金額は3か月で14万1250円(1か月あたり約4万7000円)となります。
また、年間では約56万4000円の自己負担となります。
小山駅からだと自己負担金額を少し減らせる
小山駅は宇都宮駅から約30km南に位置している駅です。
宇都宮駅よりは新幹線の止まる本数が少なくなりますが、「なすの」であれば全車自由席(グリーン車等は除く)で運転されることが多いので着席チャンスが多いという宇都宮にはないメリットがあります。
また、宇都宮駅から都心通勤するよりも自己負担金額を減らすことができます。
新幹線で通勤すると最も割引となる3か月分の定期代は22万400円です。(1か月あたり約7万3500円)
もしあなたの会社が普通列車分の定期券分しか交通費を支給してくれない場合、自己負担する金額は3か月で11万2170円(1か月あたり約3万7000円)となります。
また年間では約44万4000円の自己負担となります。
こうしてみると、さほど安くならないように見えますが、実は小山駅は在来線で1時間25分程度で行くことができ、新幹線では44分なので時間差にすると45分(快速列車との時間差は30分)で意外と時間的には変わらないことが分かります。
パソコンで作業する方にはおすすめできませんが、読書だけで座れればいいという方におすすめの方法を紹介します。
小山駅から普通列車併用もおすすめ
普通列車併用とはどういうことかというと、新幹線と在来線を片道ずつ使う方法です。
新幹線使ったら高くなると思われる方も多いと思いますが、普通列車の乗れる定期券があれば、小山~東京で1180円、小山~上野で980円で新幹線に乗ることができます。
もちろん、乗った分だけ支払えばいいので、乗らない分はお金を払わなくて済みます。
行きに新幹線を使わない場合には、車庫がある小金井駅からの電車が朝の通勤時間帯には運行されているので、100%着席できます。(小金井駅は小山駅の隣の駅です。)
帰りに新幹線を使わない場合には、上野始発の快速列車(夕方18時以降発車)に乗ると座れるほか、時間が10分(土日は15分)短縮されます。
また、その他の時間帯を含め上野駅始発の小金井行き・宇都宮行きの電車で着席をすることも可能です。
上野駅で乗り降りする場合には200円安くなる(東京~上野の建設費回収のため)ので、東京駅駅で待ち時間が多い(15分以上の待ち時間)場合には上野駅から乗車するのがお勧めです。
週20日勤務したとして片道のみ新幹線を使うと、小山~東京で23600円、小山~上野で19600円で自己負担を約半分に減らすことができます。もちろん、新幹線を使っても時間が変わらないこともあるので、往復新幹線を使わないという方法もあります。
小山に3年以上定住を考えている場合は小山市の新幹線補助を利用も視野に
「新卒者」と「転入者(40歳未満)」が利用する「小山~上野」または「小山~東京」の新幹線定期券の購入費用を月額1万円を限度として最大36カ月補助される制度があります。
この場合、普通列車を併用する方法は使用すると補助が出ないので注意しましょう。
分からないことがあれば、コメントを頂ければできるだけお答えします。