今回は宇都宮線にグリーン車がない時があるのはなぜなのかについて解説していきたいと思います。一体なぜグリーン車がないのでしょうか?
2022年3月ダイヤ改正で一部区間で廃止されたから
宇都宮線グリーン車がない理由として2022年3月のダイヤ改正からグリーン車の首都圏の利用エリアが大きく変わったことが挙げられます。
2022年3月のダイヤ改正では減便や運転ダイヤの見直しが行われました。その結果として、宇都宮~黒磯までの区間でのグリーン車の営業が廃止されました。
ダイヤ改正前にも大幅に運用が削減される傾向が続いており、2021年時点でも一部の列車を除いて宇都宮~黒磯間と東京方面を直通して運転されるグリーン車がほとんどない状況が続いていました。
そのため、湘南新宿ラインや横須賀線と宇都宮線の区間で運転されるグリーン車は利用客の減少もあり、宇都宮~黒磯間での営業が廃止されたわけです。
宇都宮~黒磯間では3両編成の新型車両が導入
グリーン車が廃止された理由としてはもう一つあります。それは宇都宮~黒磯間への新型車両の導入です。
これにより5両編成や10両編成での運転がされていた列車が無くなり、これ同時にグリーン車が黒磯~宇都宮間に乗り入れがなくなりました。
新型車両は3両編成や6両編成での運転となっていますが、グリーン車は連結されていません。
これはJR東日本が東京方面に列車が直通しない以上、グリーン車は必要ないという判断になったのでしょう。
宇都宮線の宇都宮~東京間については一部列車を除いてグリーン車が連結されていますので、ご安心ください。
一方で、新型車両導入で4両から3両へ減車されたことを受け、日光線や宇都宮線で積み残しが発生しており、利用客からは苦情が出ています。
まとめ
宇都宮線のグリーン車がない理由のまとめです。
- 2022年3月のダイヤ改正で宇都宮~黒磯間のグリーン車が無くなり、エリアが縮小された
- ダイヤ改正で登場した新型車両は3両または6両編成での運転でグリーン車が連結されていない
- 但し、宇都宮~東京間については一部列車を除いてグリーン車が連結されている。
宇都宮〜黒磯のグリーン車廃止でこの区間で座席の良い列車は那須塩原駅の新幹線があるので黒磯と那須塩原が最寄りの人は新幹線にシフトしてJRの収入が増えるかもしれません。