新潟県の第三セクター鉄道である、北越急行とトキ鉄が合併すると新潟県が検討していることが分かりました。

合併は一体なぜ?!

一体なぜ合併話が出てきたのでしょうか?新潟県議会によりますと、交通政策局長の佐瀬浩市氏が発言したということです。

「経営統合は一つの大きな案。関係市と協議していきたい」

建設公安委員会では、佐瀬浩市・交通政策局長 3月9日の県議会での発言

新型コロナウイルスで経営が悪化しており、えちごトキめき鉄道は4億3300万円、北越急行が7億7000万円の赤字となっていることから、合併を検討しているということです。

現在筆頭株主は新潟県となっており、そのあと沿線自治体である上越市、十日町市、糸魚川市、妙高市のほか「、第四銀行、北越銀行、東北電力などが続いています。

合併したら北越急行廃線が早まる可能性 はくたか時代の貯金が消し飛ぶ

今回の合併で懸念されているのが、北越急行の廃線が早まるという可能性です。かつて北陸新幹線開業前には金沢方面へのアクセスルートとなっていました。

そのため、特急はくたかで稼いだ資金を基に現在の北越急行が維持されているという形となっています。

しかしながら、合併をしてしまうとトキ鉄にも「はくたか」で稼いだ資金を使うこととなるため、さらに北越急行の寿命が縮んでしまうという意見もあります。

今後合併案についての情報に注目です。

運賃値下げ案も 実現性は薄いか

今回検討されている案の中に運賃値下げもあるようですが、結論から言うと実現性はかなり低いというのが一般的な見方でしょう。

運賃を安くすれば、寿命を短くすることにつながりますし、運賃を安くするだけの余力も残っているとは思えません。

また、沿線人口が希薄なため運賃を値下げしたことによる利用客増加も見込めないことから、実現性は薄いのではないでしょうか?

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