9月18日、Yahoo!オークションに菅直人元内閣総理大臣が当時の選挙活動で使っていたと思われる特殊な定期券が出品されたとネット上で話題になっています。
菅直人氏が選挙活動で使っていたと思われる定期券が
これは公選法第176条に基づき発行される、選挙期間中に全線または選挙区内が行き来できる歳費法10条の特殊乗車券です。有効期限は選挙5日までなので中途半端な期間になっています。衆議院選なら候補者名義で15枚発行され、選挙活動に従事する者なら名義人以外でも使用できます。
規則上有効期限が過ぎたら返却しなければならないのですが、何故かオークションに出品されました。出品者からは入手経路について言及がなく、JR職員が流出させたか議員事務所の誰かが返さず持っていたか定かではありませんが書き方に不審な点があるので偽造の可能性もあります。
第41回衆議院議員総選挙の公示日が平成8年10月8日、投票日は10月20日で有効期限はその5日後の10月25日で有効期限は正しいものになっています。偽物の場合、明らかに無効なので有価証券偽造にはなりませんが偽って出品したなら別の問題が生じます。また本物が流出したならそれはそれで問題です。
いずれにしろ余程の切符マニアでない限り手を出さない方が良い代物ですね。
はじめまして。
このような定期券の存在は知っていましたが、未だに手書き発券なのでしょうか?
そもそも、菅直人さんの選挙スタッフ用はともかく、菅直人さん自身は国会議員なので乗車パスが発行されており、かなり以前にICカード化されたと聞いています。