「撮り鉄お断り」には新型コロナウイルス以外にも理由が
札沼線の廃止が発表された約1年間の間で撮り鉄の存在が問題視されており、「撮り鉄対策」として列車交換駅では駅に警備員を配置するなど、列車が止まらないように対策をしていました。
実際に警備員さんも「ホーム中ほどにもう少し下がってください」という呼びかけや「列車が止まった際は防犯カメラの映像を提出します」とのアナウンスもされていました。
廃止路線でラストラン前に警備員が配置されるのは異例で、トラブルが頻発し安全運行を継続するためにはやむを得ない措置だったことが推測できます。これは札沼線の廃止区間ではワンマン運転(運転士のみで車掌さんがいない)が行われているため、トラブルが発生し列車の運行が止まったとしても運転士のみでは対処が難しくなってしまっているからだと思われます。
今回動画を投稿している「こたつ(女子鉄)さん」の動画からも警備員の配置されていない駅で、撮り鉄が列車の運行を妨げる行為を繰り返し頻発しており、貼り紙でホームでの三脚での撮影禁止を知らせているにも関わらず三脚での撮影を行っていた「迷惑撮り鉄」の行為によって、列車は緊急停車してしまいました。
その後運転士が「今、ご自身がされていることは家族・知人・友人の前で胸を張って言える行為でしょうか?今一度お考え直しください。」とアナウンスをしなければいけない状況にもなっています。
マナーの問題ではなく犯罪行為なので、撮り鉄は警察が検挙し、実刑にすべきです。
マナーを守って撮影されている方が大部分だということも理解していますが、このままでは様々な鉄道趣味自体が反社会的行為と受け止められかねないと思います。