2022年の福島県沖地震で脱線した東北新幹線のH5系H2編成の部品が、競売に出されています。座席から飲み物ホルダーまで、様々な部品が出品され、ファンやコレクターたちの間で話題となっています。
2022年に脱線した新幹線の行方は
2022年3月に発生した福島県沖地震で、東北新幹線は大きな被害を受けました。福島〜白石蔵王間では、H5系H2編成とE6系Z9編成が脱線しました。脱線しただけとはいえ、どのような損傷があるかわからないため、営業運転で使用することはできなくなりました。
H5系10両編成のうち4両(5、6、7、8号車)については、座席やカーテンなどを取り外したあと、解体され、残りの6両(1、2、3、4、9、10号車)は、函館新幹線総合車両所に運ばれ、新たな6両編成として再組成し訓練用として利用されています。なお、E6系は全車廃車となっています。
取り外された部品が競売に
JR東日本グループが運営するショッピングモール「JRE MALL」のオークションページで、北海道新幹線H5系H2編成から実際に取り外したとされる部品が多数出品されています。
飲み物ホルダーやカーテンなどの手軽なものから、2人掛け客席など大きなものまであります。
商品説明には「9/9(土)12:00~14:00苗穂工場引き取りのみ」とあり、直接引き取りに行く必要があるそうです。また、現地で紹介業者による配送(ヤマトホームコンビニエンス)は可能としていますが、一般的な配送方法よりも費用が高額になる可能性があるとのことです。