きんてつ鉄道まつり2019が五位堂・高安会場で開催されました。開催日時は2019年10月19日と20日の2日間です。

今年から体験コーナーが事前抽選で申し込みに ファミリー層をターゲットに

前回開催までは整理券による先着順でしたが、今回から一部体験コーナーを除いてほとんどの体験コーナーが事前申し込みとなりました。

今回から事前申し込みに変わったのは一体なぜでしょうか?

事前抽選に変更した理由を近鉄社員の方に伺いました

事前抽選にした理由について近鉄社員の方に伺ったところ、

「今までは始発など朝早くから鉄道ファンの人達だけで、体験コーナーの整理券の配布が終わってしまっている現状がありました。10時頃を中心に多くの子供たちに参加して頂いています。

子供たちから【体験コーナーのもう整理券の配布終わったの?】と悲しい思いをしているのではないかということで、今回から公平に体験をしていただくために事前抽選の方式にしました。」とのことです。

前回開催までは鉄道ファンが整理券を取っていたと感じていた 中には何回も並んで整理券を取る悪質なケースも

前回開催までは、確かに鉄道ファンが整理券を独占してしまっていた傾向があり、ファミリー層の人は朝早くお父さんが確保していた様子が目立っていました。中には何回も並んで整理券を独占していたケースもありました。

そのような問題点も近鉄側でも考慮した形になったのかもしれませんね。

前回と比較して家族連れのファミリー層に楽しんでいただけている印象

前回開催と比較して鉄道ファンが少なくなり、家族連れのファミリー層の方や地域の人を中心に楽しんでいただけている印象を受けました。

前回開催と比較して鉄道ファンが減った理由として、事前申し込みで当選をしなかったため来場を諦める人が多かったからだと考えられます。一方で事前申し込みで落選していてもグッズを買うなどして楽しんでいる鉄道ファンもいました。前回開催の時には「休憩電車に窓に方向幕をつけて周囲に迷惑をかける行為」がありましたが、今回開催ではなかったため良かったのではないかと思います。

筆者も事前申し込みの抽選で当選しましたが、当日に当選した方の多くはファミリー層の子供連れの方が多く、ファミリー層と判断される方は当選していたように思います。

近鉄社員の方からしてもファミリー層や地域の方が増えてくれたことによって対応しやすかったのでないでしょうか?

我々鉄道ファンからしても家族連れの皆さんに楽しんでいただけた方がいいと思うので今回の事前抽選は正しい判断だったと思います。

筆者は事前申し込みに当選!アーバンライナーの運転台に潜入

筆者はアーバンライナーの運転台見学の事前申し込みで当選したので、アーバンライナーの運転台に潜入してきました!

アーバンライナーのデラックスシートが新型特急ひのとりで消えるのでは?と噂される中で、おそらく最初で最後の運転台体験になったのではないかと思います。ワイパーの操作のみ動かすことができました。

最後にアーバンライナーの運転台で同行者の皆さんと写真撮影をしました。

五位堂会場の見どころ

五位堂会場は高安会場と比較して規模が少し大きい会場で様々な展示があります。

関係グループのバス会社の体験乗車も

きんてつ鉄道まつりの五位堂会場は高安会場に比べ規模は大きく、車両の展示をはじめ、グループ会社の奈良交通や近鉄バスの展示もありました。

復刻塗装の車両を中心に展示

今回は志摩線や田原本線など復刻塗装の車両が多く、特急車両の展示は五位堂会場ではありませんでした。前回同様、時間帯によって行き先が実在しないものに変えてあったり、鉄道ファンにも楽しめる仕掛けがあるのでぜひ見てみましょう。普段あまり見られない「線路を点検する車両」も見てみましょう。

宙に浮く電車を見れることも

車両の点検時に台車と車体を別々にするときにこのように宙に浮いた電車を見ることができますが、五位堂会場ではその実演を数回してくれます。数トンある車体が宙に浮く迫力の光景を是非楽しんでください。

制服を着て駅長になった気分に

近鉄の制服を着て駅長気分を味わおう。家族連れから我々鉄道ファンまで幅広い人が楽しめるようになっています。

行き先は今は亡き「京都行 快速急行」。昔は近鉄京都線にも快速急行がありました。(近鉄京都線は途中駅の利用が利用が多いことや誤乗が相次ぎ、廃止になりました。JR奈良線複線化で復活しそうな気がしますが・・・)

「キンテチュウ」を求めて大行列も

きんてつ鉄道まつり恒例の近鉄のハイチュウ、略して「キンテチュウ」が発売されています。キンテチュウを求めて大行列ができていました。値段は1つ350円です。

高安会場の見どころ

近鉄3000系カットモデルで運転台体験

近鉄3000系という昔の近鉄京都線・京都市営地下鉄烏丸線の運行に使われていた車両の「カットモデル」の運転台体験が子供たちを中心に人気でした。こちらは整理券不要で当日来た人も楽しめますが、時間帯によりますが待ち時間は40分から60分程度かかります。

線路のお仕事体験

子供たちが夢中になって線路のお仕事を体験していました。こちらは整理券方式で無くなり次第終了です。

新型特急ひのとりのプレミアムシートに座ってみた

2020年3月14日から運行となる新型特急ひのとりのデラックスシートの展示も行われていました。無料で新幹線のグリーン車に座っている気分を味わえます。ぜひこの機会にシートを体験してみましょう。

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足元は130cm間隔が空いてるそうです。身長約170cmの筆者でもゆったり休める座席になっています。東海道新幹線のグリーン車と同じように座面を温める装置がついていました。

東海道新幹線のグリーン車をよりゆったり過ごせるようにした座席になっていると感じました。

同行者の方もこのガッツポーズ!家にも一台ほしいと言っていました。

Instagramならぬ、Kinstagram(笑)細かいところにも凝っていますね。いいねの件数もすごいですね!是非記念撮影もしてみましょう。

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