【新幹線と特急】長野から新潟まで北陸新幹線と特急しらゆきを利用した場合の移動時間は?
さて、では「特急しらゆき」で移動した場合にどれだけの時間がかかるでしょうか?移動時間を見ていきましょう。
乗車する列車 | 移動時間(乗車時間) |
長野~上越妙高(北陸新幹線はくたか) | 21分 |
上越妙高~新潟(特急しらゆき) | 1時間59分 |
以上の表に移動時間についてまとめました。新幹線は利用区間が短いということで乗車時間も短いですが、注目していただきたいのは「特急しらゆき」の乗車時間です。約150kmの道のりを約2時間で走破しています。特急列車ということはもちろんありますが、やはり速いという印象を受けますね。
結論として、乗り換え時間を含めた移動時間は約2時間30分となります。
もし、列車が遅れてしまった時は新幹線⇔特急は乗り継げるのか?標準乗り換え時間がポイント!
今回、特急しらゆきを利用するルートでは新幹線と特急の間に乗り継ぎが発生します。この場合は上越妙高駅の乗り継ぎはどうなるのか不安になる方も多いかと思います。
そこで登場するのが「標準乗り換え時間」です。標準乗り換え時間とは乗り換えの目安となる時間で、これはそれぞれの駅で設定されていて、遅れた場合に接続を取るかという目安になります。例えば、上越妙高駅での標準乗り換え時間は8分と設定されています。先ほども記載しましたが、上越妙高駅での乗り換え時間は8分で標準乗り換え時間を満たしているということになります。
もし、仮に新幹線と在来線のどちらかが遅れた場合、新幹線の場合は1時間に1本運行しているため、接続を待ったとしても10分~20分程度ではないかという予想を立てることができます。
本数がある程度走っているので大幅に遅れた場合には「後続の列車に乗ってください」という措置を取ればいいことになりますが、在来線特急「特急しらゆき」は3~4時間に1本程度の本数で、もし接続を取らないと普通列車で移動すると時間がかかるため、乗客が時間的にも不利益を被ってしまいます。
今回の「特急しらゆき」での乗り継ぎでは「標準乗り換え時間を満たしている」ため、新幹線が遅れたとしても接続を待ってくれると思われます。ただし列車が遅れた時によくあることですが、車掌さんが「特急しらゆきに乗り継ぎをされる方はお申し出ください。」という放送を流す場合があり、その際に乗り継ぐ人が多ければ接続を待ちますが、0人または少数の場合は接続しないということもあります。
「標準乗り換え時間を満たしている」といって接続をするかしないかについては、ケースバイケースというところがありますが一つの目安になっているということは事実です。基本的には「標準乗り換え時間を満たしているのであれば、接続をする」という解釈でいいと思います。特に最終列車については他の列車に比べると接続を待ってくれる時間は長くなる傾向になります。
万が一、列車が遅れてしまった場合でもよっぽどのことがない限りは接続はしてくれるので、利用する際にはそこは安心していただければと思います。もし不安であれば車掌さんに聞いてみるのもいいでしょう。
さて、特急しらゆきを使った場合の移動時間、運賃を紹介しました。それでは新幹線を利用した場合にはどうなるのか見ていきましょう。
【新幹線のみ】長野から新潟まで北陸新幹線と上越新幹線を利用した場合の運賃・特急料金は?
長野駅からは北陸新幹線に乗り高崎を経由し新潟へ新幹線のみを利用するルートがあります。まずは運賃と特急料金の内訳について表にまとめました。
券の種類 | 運賃・特急料金 |
乗車券(長野→新潟)※高崎経由 新幹線自由席特急券(長野→高崎) 新幹線自由席特急券(高崎→新潟) | 6050円 2640円 3530円 |
運賃・特急料金の内訳は表のとおりで合計すると12200円になります。「特急しらゆき」を利用した場合と比較してほぼ倍の料金になっていることが分かります。
表を見て頂くと分かりますが、長野から新潟間の運賃が特急しらゆきを利用した場合に比べて高くなっていることが分かります。上越妙高を経由するルートでは約200kmの距離であったのに対し、高崎経由だと約350kmの距離を乗車することになるため、150km遠回りしていることが分かります。そのため、運賃と特急料金が高くなっています。
「新幹線特急券は1枚じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、きっぷのルールで特定の分岐点で別方向に乗り継ぐ場合には特急券の計算を一度切って計算することになっています。
そのため、計算上は高崎駅で降りたことと一緒の扱いになります。通常特急料金は計算を切った時より通しの料金の方が安くなりますが、逆に計算を切ると割高になります。
ちなみに乗車距離としては東京から仙台間とほぼ同じで、東京~上野間の加算料金200円を引くと、本来通しの自由席特急料金は4310円となり、長野~新潟間の自由席特急料金6170円ということを考えると、約2000円多めに支払っていて割高な特急料金になっています。
【新幹線のみ】長野から新潟まで北陸新幹線と上越新幹線を利用した場合の移動時間は?
運賃と特急料金では割高だった新幹線ルートの移動時間についてはどうでしょうか?表にまとめました。
乗車する列車 | 移動時間(乗車時間) |
北陸新幹線あさま(長野~高崎) 上越新幹線(高崎~新潟) | 約50分 約1時間 |
表を見るとやはり新幹線ということで移動時間は短くなっていることが分かりますが、料金に対して時間短縮の対費用効果について考えると微妙といったところです。
また、高崎駅から乗車した「とき335号」は停車駅の少ないタイプの列車で高崎を出ると、長岡・新潟の順に停車します。そのため、停車駅の多いパターンの列車と比較すると時間が短いということになります。
高崎駅での乗り換え時間は約15分でしたが、高崎駅の「標準乗り換え時間」についての調べたところによると記載はありませんでした。
新幹線ルートの動画についてはこちらから
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