しなの鉄道が土休日を中心に運行している、軽井沢から長野を結ぶ「快速ろくもん」。今回は軽井沢に行く用事があったのでついでに乗ってみました。その様子を紹介したいと思います。
第三セクターに分類されるしなの鉄道
しなの鉄道とは何かと簡単に説明しますと、元々JR信越本線だったのですが北陸新幹線開業に伴い私鉄化された路線です。しなの鉄道軽井沢駅の駅舎はJR軽井沢駅と共通ですがJRと比べてしなの鉄道の改札はこじんまりとした印象があります。それでも利用者数は多くそこそこ賑わっていました。
切符は自動券売機で購入できました。青春18切符は使用できないので注意が必要です。一般的なエド券ですが自動改札機はなく、有人改札で入鋏印を押してもらう方式でした。快速ろくもんの指定席券は自動券売機では購入できなかったので窓口でお願いしました。どういった切符で出てくるか少し楽しみでしたが、渡されたのはコピー用紙の印刷物でした。
かなり楽しめるホーム
ホームは1面2線というシンプルなものですが待ち時間に十分楽しめるものが沢山ありました。
ホームの奥の方にはEF63や、かつて使われていた車両の展示がありました。小さな店のようなものがあり鉄道グッズなどが売られていました。その他にも旧改札の再現や子供向けのスペース、カフェなどがありホームが目的で訪れる人も少なくないのではないでしょうか。
時代を感じる手動式ドア
しなの鉄道が保有している旅客用車両はJR東日本から譲渡された国鉄型車両の115系のみです。
ドアは始発駅なのか手動式でした。地方によくあるボタン式ではなく完全に手で開け閉めする方式です。途中駅では完全に自動でした。車内も大きな改造がされておらず、国鉄そのままという感じでボックスシートに座り揺られながらの車窓は最高でした。
乗車した電車は快速長野行きでしたが、途中の信濃追分で下車しました。折り返しまで時間があるので外に出てみましたが特に何もありませんでした。お手洗い・自販機・待合室といった基本的なものはあり、自動券売機と乗車駅証明書が両方あったので念の為どちらも発券しました。
乗ってびっくり快速ろくもん
「快速ろくもん」には4つのプランがあり料金がそれぞれ異なります。
- 食事付きプラン・・・15,100円 1号軽井沢→長野は和食 2号長野→軽井沢は洋食
- 信州プレミアムワインプラン・・・15,100円 3号軽井沢→長野のみ
- 姨捨ナイトクルーズ・・・食事付き17,200円 乗車のみ6,100円(小人3,600円) 月1間隔で運行 上田→長野
- 乗車券+指定席プラン・・・乗車する区間の乗車券+1,020円(小人510円) 1,2,3号に設定
運行ダイヤと運行日
インターネットから予約ができます。
ようやく本題の快速ろくもんなのですが、リゾート列車であっても車両は115系でした。外からでは塗装の違いしか分からないのですが、いざ乗ってみると驚きでした。
ドアが空くとアテンダントさんに席まで案内してもらいました。車内も原型を留めないぐらい改造がされておりジャズのようなBGMが流れていました。乗車券+指定席券のプランなので1号車なのですが、他の車両は違うレイアウトです。今回は時間の都合上探索できませんでした。
空いているからということで4人がけの席に案内されましたがテーブルが大きかったです。このプランは乗車のみだったので飲み物等はありませんでしたが、特製の冊子をいただきました。しなの鉄道は無人駅が多く、今回は短区間を折り返して乗車しているので不正を疑われないように乗車券類の写真を載せておきます。
時間の都合で区間が信濃追分から軽井沢という10分程度の短いものではありましたが、軽い旅ということで十分楽しめました。軽井沢から長野(もしくは逆)に行かれる方で時間に余裕がある時はぜひ新幹線ではなく、しなの鉄道も使ってみてください。もしまた乗る機会があったら全区間でレポートしたいです。