今回は東北新幹線の看板列車であるはやぶさ号がなぜ人気なのか、その秘密について書いていこうと思います。
はやぶさ号の特徴は?
東北新幹線で最も早い列車の一つ
はやぶさ号とは東北新幹線を走行する列車の中で盛岡まで連結する「こまち号」と並んで最高時速 320km/hで走行する最も速い列車の一つです。
また、日本の新幹線の中で今のところ最も最高時速が速い列車になっています。
また、全列車大宮から仙台までノンストップで走行し、大宮から仙台までわずか1時間10分程度で走行します。
東北新幹線で仙台まで走行する列車として、停車駅の多い「やまびこ号」と時間を比較するとやまびこ号の多くの列車は2時間程度かけて走行するので時間差は約50分変わってきます。(ただし、大宮から仙台までノンストップのやまびこ号は時間差が20分になります)
すべてのはやぶさ号が最新型のE5系新幹線を使用
E5系新幹線は2011年3月に導入された東北新幹線の中では最新型の新幹線車両で、すべてのはやぶさ号がE5系またはH5系で運転されます。
座席のリクライニングがシートも倒すと座面も動く仕様になっています。また、座席の枕も可動式で従来の新幹線をとは一線を画しています。
ちなみに従来型E2系ではリクライニングと座面は別々に動く仕様になっていて、座席の枕は固定されていました。
はやぶさ号は指定席しかないのが大きな魅力かも?
はやぶさ号には自由席はなく全席指定の列車です。(ちなみにこまち号も全席指定の列車です。)
特に混んでいるとき自由席に乗ると、座れず立っている人が自分の頭の近くにいたりするとスマホをいじったときに覗かれないように気を使わなくてはなりません。
また、トイレなどに行こうとしたときにトイレに行って座席に戻ってきたらマナーの悪い客が座っていたなんてこともあり得るかもしれません。
しかし、指定席なので特にそういった心配もないです。
プライバシーが確保されるという点と、座席を離れた時のピリピリ感がなくていいと思いますし、魅力と言えるでしょう。
グランクラスに乗るとアテンダントがついている
まず、グランクラスとはグリーン車より上のサービスで、座席サービス(普通車の座席に比べかなりシートが広い)の他、はやぶさ号は軽食などのサービスがついてきます。
アテンダントが付くことによって
- 軽食のサービス
- アルコールやドリンクのサービス
- アメニティのサービス
を受けられることができます。
ちなみにはやぶさ号の中でも仙台始発で新函館北斗行きのはやぶさ号にはアテンダントのサービスはなく、シートのみのサービスになりますので気を付けましょう。
当然その他の列車にはアテンダントが乗務しておらず、シートのみのサービスとなります。
はやぶさ号でグランクラスを乗った人だけが味わえる贅沢な空間とサービスですね。
正直、お金がないのと大宮から仙台までのたった1時間のために1万円以上追加料金を払ってまで乗るのはもったいないというのが私の感覚ですが、お金があり贅沢したい方は使ってみるといいでしょう。
利用する上での注意点
全席指定なので始発駅から並ぶ必要はない
当然のことですが例えば乗車駅が上野が一番近い場合、上野から乗っても必ず座ることができます。
自由席を乗車するときのように無理して東京駅から乗る必要はありません。
上野で乗り降りすると200円安くなる
東北新幹線を利用する場合すべてに言えることですが、上野で乗り降りするのと東京駅で乗り降りするのとで200円差額があります。
理由としては東京から上野は地下に上野駅を作ることになり建設費が莫大にかかったためで新幹線で東京から上野を経由して乗車する場合のほとんどで建設費回収のために200円上乗せされています。(東京から上野へ乗るときは適用されませんがそんな人めったにいませんよね?)
スーツケースなど重い荷物を持っていれば東京駅の方が楽ですが、リュック一つくらいなら上野で乗り降りした方がお得です。
乗り換え回数は一回増えるかもしれませんが、時間も山手線で移動しても、新幹線で移動してもあまり変わらないです。
東京駅で東海道新幹線に乗り継がないのであればお勧めです。
余裕がある方は上野駅で降りてみてはいかがでしょうか?
はやぶさ号の座席が満席だった場合
満席のイメージ
はやぶさ号の座席が満席だった場合、一応立席特急券というのがあり、「空いている座席」なら座ってもいいよというのがあります。通常の指定席料金より520円安いものになります。
ただし、その名の通り立席で乗ることが前提です。
もし、指定席特急券をもった人が来た場合、座席を譲らなくてはなりません。
個人的な体験ですがはやぶさ号に乗った際に指定席が間違った列車に指定されており、車掌さんに座席を用意していただいたことがありました。
その際立席特急券を持っていたお客さんが座っている座席にいって「席を譲っていただけますか」と言われてその人が立ち去り、そこに自分が案内されたことがありました。
自分がもし逆の立場だったら嫌ですよね?
また、乗る列車が指定されており、ほかの列車に乗ることができません。
東京から乗る場合で立席特急券を使うくらいならやまびこ号の自由席に乗ることをお勧めします。
はやぶさ号に比べて時間はかかりますが、立ち続けて乗るのと座って乗るのだと、座って乗った方がいいですよね。
もし、時間的に急いでいる場合は立席の方がいいかもしれませんが。。。
ただ、やまびこ号にも遅い列車と速い列車があるので注意しましょう。
東京から仙台を走るやまびこ号の速い列車まとめてみた
先述の通り、もしもはやぶさ号が満席だった場合、どうしても座りたい場合始発のやまびこに乗れば自由席で座れる可能性があります。
しかし、速い列車と遅い列車があり、どうせ同じ料金を払うなら速い列車の方がいいですよね?
それについてまとめていこうと思います。
注意事項
※東京から仙台まで早く移動できるやまびこ号を記載しており、途中駅には止まらない場合があります。
※原則として東京から仙台まで2時間10分以内に到着できる列車を記載します。
※【臨時】と記載しているものは運転されない日もありますので、乗車前に運転日を確認してから乗車してください。
※東京発が始発から11時まで出発する列車、仙台発が16時30分から終電までに出発する列車を記載します。
※()の中に仙台・新函館北斗方面は東京駅の出発時刻を、東京方面の場合仙台駅の時間を記載します。また、仙台駅の場合始発列車ではないものも記載します。また、始発の場合【始発・臨時】という記載をします。
※休日運転のものを記載しますので、平日は運転しない場合があります。
仙台・新函館北斗方面に向かう速いやまびこ号
- やまびこ41号(6:04発)
- 【臨時】やまびこ121号(6:12発)
- 【臨時】やまびこ123号(7:12発)
- 【臨時】やまびこ125号(7:36発)
- 【臨時】やまびこ175号(8:00発)
- やまびこ127号(8:08発)
- 【臨時】やまびこ43号(8:48発)
- やまびこ129号(8:56発)
- やまびこ131号(9:24発)※上野駅は通過です
- やまびこ45号(9:40発)
- やまびこ177号(9:48発)
- やまびこ133号(10:00発)
- 【臨時】やまびこ161号(10:28発)
- やまびこ47号(10:36発)
※不定期で東京駅(22:12発)のやまびこ249号は大宮から仙台までノンストップで運転され、この列車が最終となるため滞在時間が約30分延長されます。
東京方面に向かう速いやまびこ号
- 【始発】やまびこ148号(16:34発)
- 【始発】やまびこ150号(16:44発)
- 【始発】やまびこ152号(17:25発)
- 【始発】やまびこ154号(17:43発)
- 【始発・臨時】やまびこ192号(18:25発)
- 【始発】やまびこ156号(18:43発)
- 【臨時】やまびこ54号(19:10発)
- やまびこ56号(20:00発)
- 【始発】やまびこ158号(20:17発)
- やまびこ58号(20:54発)
- やまびこ60号(21:47発)
はやぶさ号の指定席が満席で乗れなかった場合はやまびこ号の自由席を検討してみてはいかがでしょうか。
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