2021年6月28日、DEC700形の1号車が川崎重工兵庫工場から甲種輸送が行われ、山口県幡生まで回送されました。幡生で検査などを受けてから新山口に配属されるものと思われます。
227系とどれくらい似ているのか比較と、DECって何?というテーマでまとめてみました。
甲種輸送で227系とDEC700形と並ぶ 車体はほぼ同じ?
こちらが実際に甲種輸送中に広島エリアの主力車両227系と並んだ様子です。ライトの形状、車体正面のラインが塗られているところも同じですね。若干屋根上の機器とスカートの形状が異なることが分かります。
車両の設計はほぼ同じなのでしょうか。逆に違う点を探す方が難しいです。
DEC700形は山口エリアで運転されるため、広島エリアの227系と並ぶのは今後ないかもしれませんね。
DEC700形の「DEC」の意味は何?車体側面のレミドの音階が並んでいるのはなぜ?
今回DEC700形という型式になると聞いて「DEC」って何?と思っている方もいるかもしれません。
車体側面に書かれている音符を見てみると「レ,ミ,ド」と並んでいることが分かります。
これを音階のアルファベット表記に直すとなんと「レ=D、ミ=E、ド=C」となっており、ここからDECという型式名が来ているようです。音階で形式を表現しているユニークなデザインとなっています。これは恐らくですが、DはディーゼルのDから来ているのではないでしょうか?
また、車体側面の黄色は中国地域色を意識して黄色帯としたことがJR西日本が公式に発表しています。
今後しばらくは試験運転のみになると思われますが、フレキシブルなシステムを搭載しているため、最終形態まで進化するまでが楽しみですね。
運転扱いする方は、運転レイアウトが共通の方でどこ行っても違いがない方が楽
整備する方も、部品単位で見た時に、別形式でも同じ部品の方が倉庫の在庫部品整理できて楽
今回の違いは、拡幅車体か?と、高速運転でないならパノラミックウインドは不要って点に絞られる