今回は【鉄道×カーシェアリング】という選択肢が、より旅行を楽しくするためにはいいかなと思ったほか、周辺の観光の活性化にもなるのではないかと考えたので今回の記事を書こうと思います。
鉄道×カーシェアリングを組み合わせて旅行するメリットは?
大体の人々は片道の距離が200kmくらいなら普通列車で行き、逆に片道200kmくらいを越えてくると新幹線などの高速列車を利用する傾向にあるように思います。(特に青春18きっぷシーズン)
200kmを基準として考える理由として普通列車での所要時間も約4時間程度になってくるからです。普通の人が片道4時間であれば、ギリギリ許容できる時間と考えました。
当然もっと短い距離で所要時間が4時間を越えれば、それは変わってくると思いますが、あくまで標準的なものとして200kmで4時間ということにします。
この片道200kmの範囲で鉄道の利用が不利な場合にはカーシェアリングの利用を考えてもいいのではないかと思います。
青春18きっぷが使えない第三セクターがある場合にはカーシェアリングが活躍する
先ほどの場合はあくまで青春18きっぷの使える在来線が並行して走っている場合で、特に東海道線などの主要幹線だと鉄道の方が有利なので、カーシェアリングより鉄道を使った方がいいということになります。
しかし、並行して走っている在来線が青春18きっぷを利用できない第三セクターやそもそも路線が廃止されている場合、新幹線を使うには割高だが、在来線を使っても割高という区間も多いでしょう。私も長野に行くときに同じ状況になり、長野電鉄を乗ることが目的だったので長野駅まではカーシェアリングを使っていきました。(関連記事のところに載せておきます。)
また、乗り継ぎに時間がかかり、距離の割には移動効率の悪い区間(例:東北本線、東京⇔新潟)ではカーシェアリングを検討してもいいのではないでしょうか?
ただし、この場合には日程が日帰り(6時間~12時間で往復できる範囲)での利用にカーシェアリングの効果を発揮します。長期に目的地に滞在する場合は公共交通機関を利用し、目的地でカーシェアリングが必要な時だけの利用がおすすめです。
目的地の駅から着地後の活動範囲を広くする
従来の鉄道旅行では駅から徒歩圏内、または片道200円程度のバス・地下鉄などの公共交通機関範囲での移動がメインとなることが多いです。(京都市営バスのような500円の1日乗車券もこれに当てはまります。)
この条件で活動すると仮定した場合、東京・大阪などの大都市圏ではおおむね達成できるかと思いますが、特に地方都市では観光するために片道500円以上追加でバス代などの料金が必要だったり、そもそも駅からの交通機関が用意されていない場合も多いです。
そういった場合にカーシェアリングを利用して観光の幅を広げると旅行がより楽しくなるかもしれません。駅前をプラプラと歩いても観光するところがなく、「次は来ないかな」ということはこれで回避できることもあるかもしれません、
また、1時間当たりの利用ではカーシェアリング料金が800円前後となるため、出発地に戻ってくる場合にはタクシーで観光するより安くなるというメリットがあります。
(観光地側としてはたった1回での訪問でその地域から離脱してしまうことを防ぐことになるのでは?とも考えることができます。)
レンタカーにはないカーシェアリングの魅力
以前レンタカーを借りたことがありますが
- 日付をまたぐ利用の時、夜間に停車させる駐車料金がかかる
- 高速道路を使わない限り、鉄道利用に比べ割高になることが多い(2人で行動した場合)
- 燃料代は自己負担となるので遠くに行きづらい
などデメリットがありました。
しかし、カーシェアリングは
- 出発地に戻る場合は夜間は返却するため、駐車料金や夜間は料金が発生しない
- 高速道路を使わなくても片道100km程度なら公共交通機関よりも安く行けることが多い
- 距離料金なしの場合は、距離や燃料代は気にする必要がない(給油はカーシェアリング側の負担のため)
- 24時間借りられるので深夜・早朝に出発できる(レンタカーは営業時間に合わせて9時以降の場合が多い)
など、レンタカーにはないメリットがあります。
レンタカーを借りるにはお金が足らないという方でも、カーシェアリングなら予算内という人も多いのではないでしょうか?
ただし、乗り捨てなど考えている人はレンタカーの利用がおすすめです。
鉄道×カーシェアリングが活躍する場面まとめ
鉄道×カーシェアリングが活躍する場面を最後にまとめておきます。
- 日帰り旅行や短期滞在をする場合に片道の距離が200km~300km程度でなおかつ鉄道の利用が不利な場合
- 目的地まで新幹線などを使い、そこから先の公共交通機関が不便な場合に利用毎でカーシェアリングを利用する
実際の料金と比較して、料金が安くなるのか?時間は短縮するのか?渋滞のリスクなどを検討したうえで利用をしてみてください。
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