年末年始は帰省などで旅行をする方も多いと思います。今回は2020年の年末年始に北陸新幹線を使って長野・富山・金沢方面にご旅行される方は大混雑が予想されるため要注意だということをお伝えするために今回の記事を書きました。
また、JR東日本も「混雑が予想されるので、早めに指定席の確保を」と呼びかけています。
2020年の年末年始の北陸新幹線が大混雑する理由
2020年の北陸新幹線は大混雑が予想されています。その原因として2019年に発生した台風19号で北陸新幹線の車両が水没し、8編成が水没の被害で運転ができなくなりました。
このため現在北陸新幹線は一部列車で本数を減らして運転しています。また、例年であれば年末年始の混雑に合わせて増発がされます。
しかし、今回は災害によって北陸新幹線で使用する車両を失ってしまったため、例年比90%の本数での運転となります。(JR東日本の発表より)
【帰省ラッシュ】28日~31日にかけて満席の列車が多数
北陸新幹線の東京~金沢間の列車について東京発の場合、例えば帰省ラッシュが始まる28日では指定席、グリーン車、グランクラスを含め、始発から18時ごろまでほぼ満席となっていて大混雑が予想されます。(28日~30日も同じ状況です)
【Uターンラッシュ】2~5日の列車がほぼ満席 3日がピーク
また、Uターンラッシュとなる1月2~5日は同様に9時から夜までほぼ満席となっています。また、3日については朝から終電までほぼ満席となっていますので、ピークは3日になると思われます。
残念ながら現在指定席券を持っていない人は、乗車するまで長時間ホームで待つことになるほか、乗車しても東京~金沢の場合最低2時間半は立ち席で過ごすことになります。2020年は指定席券を持っていない人は北陸新幹線を利用した旅行は控えた方がいいかもしれませんね。
JR東日本からも今年は大混雑が予想されると駅の放送などで案内
JR東日本では9割程度の本数になることから駅や車内での放送で、「今年の北陸新幹線は台風の影響で運転本数が9割程度となっているため、大変な混雑が予想されます。全席指定席の列車については満席の場合には立席特急券を発売しますが、長時間駅でお待ちいただく場合や、乗られましても長時間車内やデッキでお立ちいただくことがございます。」という旨の放送を12月に入ってから首都圏を中心に案内放送を流していました。
正直、北陸新幹線の指定席が満席な状態では打つ手はありませんが、待ち時間を考慮すると、東海道新幹線で米原まで行き、米原から特急しらさぎで金沢へ向かうルートの方がもしかすると早く着くかもしれません。指定席券を持っていない人は迂回乗車も検討してみてください。