鉄道系Youtuberのがみさんが、JRで最も豪華なグリーン車に乗ってきたのでその様子を紹介したいと思います。がみさん全面協力の元記事化させていただいております。この記事に出てくる画像はすべてがみさんから提供していただきました。
8600系とは...
がみさんによると、プレミアムグリーンやデラックスグリーンなどの特殊なグリーン車を除いた中で最も豪華なグリーン車はJR四国8600系とのことで、その理由も含めて座席の様子を紹介していきたいと思います。
8600系は、2014年6月に運行を開始したJR四国の直流特急形電車です。全ての車両が貫通型となっており細かな運用ができるように2両編成を基本に3両編成も連結可能な構成になっています。2両編成と3両編成の組み合わせで編成を組成し、地上設備側の制約で最大3編成まで連結することができます。
- 2両編成-8600形 (Mc)+8750形 (Tc)
- 3両編成-8600形 (Mc)+8800形 (T)+8700形 (Tsc)
左:岡山・高松側 右:松山側 M-動力車 T-付随車 C-制御車 S-グリーン車
今回がみさんが乗車したのは2両+2両+3両なので
Mc+'Tc+Mc+'Tc+Mc+T+'Tsc('はパンタグラフ)という7両編成になります。
高松・岡山側の2両が特急いしづち、松山側の2両+3両が特急しおかぜです。
グリーン車は松山側から1両目の後方の半室で、12席しかありません。車内灯もグリーン車と普通車では異なり、グリーン車は電球色で温かみがあり落ち着いた印象である一方、普通車は昼白色でかなり明るい印象があります。座席のモケットの色も違うので外から見ただけですぐに違いがわかるのではないでしょうか。
新幹線と同格!? 8600系グリーン車
最近ではグリーン車でも普通車と同じ座席が4列でフットレストがついた程度にとどまっている車両が多いですが、この8600系は座席が3列で重厚感が伝わります。全体的に豪華な印象です。がみさんによると同じ3列を採用している、JR東日本E653系のグリーン車よりも格が高いとのことです。
がみさんが8600系のグリーン車がJRの中で一番豪華だと思う理由が座席にあります。なんと8600系のグリーン車の座席が、JR東日本の主に東北新幹線で活躍しているE5系のグリーン車と座席が同じなのです。写真の通りモケットや枕カバーを除いて全く一緒なのがわかります。在来線で新幹線クオリティを味わうことができます。
新幹線のグリーン車と同じ座席とだけあって、リクライニングはかなり倒すことができます。もちろん枕も可動式なので、自分にあった体勢にすることができます。テーブルもがっちりと厚みがあり前後にスライドさせることができるので、リクライニングを倒した状態でもテーブルを使うことができます。シートポケットも網目ではなくしっかりとしたものになっています。
在来線としては珍しい操作ボタンがあり、これだけ見たらまさに新幹線のグリーン車ですね。読書灯もあるのでちょっと暗めの車内でも読書などを楽しめるほか、電動式レッグレストがあり快適に過ごすことができます。
グリーン車では当たり前のフットレストはもちろんあるほか、最近では普通車でも普及しつつあるコンセントもひじ掛けに備え付けられています。また在来線では契約が必要だったりする無線LANも新幹線同様簡単な登録をするだけで利用できるので、デスクワークや動画視聴も快適にすることもできます。
リクライニングやレッグレスト、フットレストをフル活用するとこのようにかなり倒れた状態にすることができ、快適に移動ができます。がみさんもまるで家のリビングのようと大変満足していました。
がみさんの一番おすすめなグリーン車ということで、興味があれば乗ってみてはいかがでしょうか。グリーン料金は100kmを超えると高くなるので、松山から伊予西条といったぎりぎり超えない範囲だけ乗るというのもいいと思います。今回紹介した8600系のグリーン車はかみさんのチャンネルの方に動画があるのでぜひ視聴してみてください。
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