JR東日本の普通列車グリーン車で「規則上」は禁止されている1枚のグリーン券での途中下車が実際にはできてしまう「バグ」があるとTwitterで話題になっています。
ふと思ったのですが
— 出山路快速 強羅行 (@yumeche) November 9, 2019
首都圏の普通列車グリーン席は、何度でも乗り換え出来るのですが
途中下車したらダメなはずなんですけど、実際のところ途中下車できてしまうのですが
これは不正乗車ですか? pic.twitter.com/xIu9n1HUdI
多くのご意見ありがとうございます
— 出山路快速 強羅行 (@yumeche) November 10, 2019
途中下車(改札口を出る)前途無効のようですが、実際はザルに出来るということのようですね。
不正乗車に当たる可能性があるようです。
ちなみに、のんびりホリデーSuicaパスとグリーン券は同じICカードに入れていましたが、グリーン券情報は消去されませんでした
普通列車グリーン車で1枚のグリーン券で途中下車とは?
JR東日本の普通列車グリーン車では「1枚のグリーン券」で途中下車することは「規則上」は禁止されています。一体どういうことでしょうか?
例えば東京駅でグリーン券を横浜まで購入したとします。このとき品川駅で横須賀線に乗り換えて改札を出ずに乗り継ぐのは問題ありませんし、規則上も認められています。
ここで品川駅で用事があるからと言って一度改札を出た場合はどうでしょう?
JR東日本の規則では途中下車についてこう書かれています。
次の表のきっぷでは途中下車できません。
JR東日本より
片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券
大都市近郊区間内のみをご利用の場合の普通乗車券
回数券
一部のトクトクきっぷ
特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券、ライナー券
規則にもある通りグリーン券では途中下車することができません。しかし、今回Suicaグリーン券で途中下車してから再度乗車が可能だったとのことです。
Suicaグリーン券で途中下車をすることが可能だった理由
ではなぜ今回Suicaグリーン券で途中下車をすることができたのでしょうか?
裏がとれていないのであくまで推測となります。その点ご理解ください。
考えられることとしては2つあります。
一つは入場と出場の記録とSuicaグリーン券情報が別に記録されているため、Suicaグリーン券情報が出場時には消えない場合。これができてしまうと普通のICカードでの利用や定期券でも同じことができてしまいそうですね。
のんびりホリデーSuicaパスが関連?
もう一つは今回はSuicaグリーン券と同時に「のんびりホリデーSuicaパス」が使用されていました。フリー区間のみ入場記録と出場記録がつかないと考え、Suicaグリーン券情報が出場時に消去されると仮定すると、フリー区間ではSuicaグリーン券情報が消去されないのかもしれません。
※ 「のんびりホリデーSuicaパス」 関東近郊の一部区間が乗り放題となる「休日おでかけパス」のSuica移植版です。
これができてしまうとシステム上の「バグ」とはいえ不正乗車ができてしまいますね。紙のグリーン券でも同じことができてしまいますが、対策はされているのでしょうか?
JR東日本としてはグリーン料金の取りこぼしになってしまいますし、早急に対処した方がよさそうですね。