JR東日本は2021年春の臨時列車について発表をしました。2021年3月のダイヤ改正をもって引退となる185系踊り子についても臨時列車が設定され、今回が最後の設定となるのではないでしょうか?

また今回ムーンライトながらについては正式に「廃止」が発表され、新型コロナウイルス感染拡大によって廃止された形です。JR側としても深夜運転をしている割には不正乗車やすり置き引き・指定席転売などの問題点もあったため、この機会に便乗して廃止するというのはある意味当然だったかもしれません。

2021年春・GWの臨時列車発表

ムーンライトながらは正式に廃止が決定

2020年3月から運転がされていなかったムーンライトながらですが、今回車両の老朽化と新型コロナウイルス感染拡大に伴う社会生活の変化などを理由に正式に廃止することが今回発表されました。

ムーンライトながらは2020年3月臨時列車がラストランとなった形です。

元々お金がない学生などのユーザにとって、「安価な移動手段として」夏休み期間を中心に青春18きっぷと併用して利用すると東京~大阪まで約5000円ほどで移動することができました。しかしながら、深夜バスとの価格競争激化が始まると東京~大阪間3500円のバスも登場し「高価な移動手段」となっていきました。これによって利用率が低迷していた理由の一つと思われます。

一時期は自由席の設定もありましたが、満員電車のような状態になっていて、全席指定席で運転されるようになりました。

晩年使用されていた車両は185系という車両ですが、国鉄時代に登場した車両で夜行列車として運転されるムーンライトながらではモーター音がうるさく、耳栓をしないと寝られない人がいるほどでした。

今回185系電車は老朽化に伴い、特急踊り子号からも引退することが発表されています。

高速夜行バスとの競争に敗北宣言 「走るスラム街」などの異名も

しかし、高速バスとの競争が激化し、料金が同じ5000円台なのに対してムーンライトながらは夜間に照明が消えない・車内の騒音など高速夜行バスにサービス面では劣っていました。今回高速夜行バスに廃止という名の敗北宣言をした形となっています。

また、高速夜行バスでも同じことが言えますが、料金が安くなると客層が悪くなるという面で、ムーンライトながらではすり置き引きなどの犯罪が発生したり、指定席券を持たないお客が乗り込んできて検札をして次の駅で降ろすなど、車掌さん側からしても対応にかなりの労力を割いていた列車となっていました。

厄介だったムーンライトながら指定席転売問題 JR側にも大きな損失だった理由とは?

確かに鉄道ファンとしてはムーンライトながらが廃止されることは残念と感じる人もいるかもしれません。しかしながら、高速バスとの競争に敗北し、乗車率が低迷していた中でさらにJR側に追い打ちをかけたのは指定席の転売問題です。

手口としてはみどりの窓口などで2人用並びを確保した後1000円程度で購入した後、大手オークションサイト「ヤフオク」で2000円~4000円程度で転売するということが常習的に行われていました。

転売だけの話なら損失は少ないと思う方もいるかと思いますが、問題は指定席券が転売されなかった時です。

指定席券を払い戻すのに手数料220円程度取られることになります。そうすると返金される分が300円程度のためその労力がかかるくらいなら払い戻さないということも行われていました。

そのため、指定席が満席にも関わらず、車内は空席があるという異様な光景になっており、JR側からすれば払い戻しされていれば、青春18きっぷ2回分の収益(約5000円)を得ることができますが、これが1列車で何十席もあると大きな損失が発生していたということになります。

これらのことも、ムーンライトながらが廃止になった大きな理由の一つではないでしょうか?

2021年春ダイヤ改正で引退の185系臨時特急踊り子の時刻表・ダイヤ

2021年3月のダイヤ改正をもって引退する特急踊り子号は臨時特急として運転されます。時刻表とダイヤは次の通りです。185系の臨時列車として設定されているのは3月1日~3月10日までで、一部指定席で運転され10両編成での運転となります。

その他、「リニューアル車両」であるE257系も運転がされ、2021年のGWでも運転されます。

また3月10日以降設定されていないことから、今回で特急踊り子号として185系が運転されるのは今回で最後となる可能性が高いです。臨時の特急踊り子に乗りたい人は今回が最後だと思って乗車した方が良さそうです。

大宮~越後湯沢間「谷川岳もぐら・ループ」運転 リゾートやまどりを使用

今回の春の臨時列車の中で注目なのは国鉄形485系特急形車両を改造したリゾートやまどりを使用した「谷川岳もぐら・ループ」号です。普段大宮~越後湯沢まで直通する在来線列車は運転されていませんが、今回臨時列車として運転がされます。

時刻表・ダイヤ・運転日

運転時刻は行きの谷川岳もぐら号は大宮発9時36分発~越後湯沢13時32分着で運転、帰りの谷川岳ループ号は13時53分発~大宮駅17時21分着で運転されます。

運転日は6月6日・12日・20日です。

全席指定席の快速列車として運転されます。

リゾート那須野満喫号運転 新習志野・八王子~黒磯間で運転

同じくリゾートやまどりを使用したリゾート那須野満喫号が新習志野~黒磯間で運転されます。

時刻表・ダイヤ・運転日

運転日は新習志野発着5月15・16日、八王子発着は29・30日に運転が行われます。

運転日は新習志野7時20分~黒磯10時30分着、黒磯16時34分~19時24分で運転されます。

お座敷グリーン車485系華も臨時列車で運転 運行スケジュールまとめ

こちらも国鉄時代からの485系を改造したお座敷グリーン車「華」が臨時列車として運転されます。

485系車両を改造していることもあり、老朽化が問題となっていますので、いつ引退してもおかしくない列車なので今のうちに乗っておきたい車両になりますね。

お座敷桃源郷パノラマ号 千葉~小淵沢間で運転 時刻表・ダイヤ・運転日

千葉発7時40分発~小淵沢11時17分着、小淵沢14時57分発~千葉18時05分でお座敷桃源郷パノラマ号が運転されます。

運転日は4月3・4日、10・11日です。

お座敷青梅奥多摩号 川崎・三鷹~奥多摩間で運転 時刻表・ダイヤ・運転日

川崎8時57分発~奥多摩11時16分着、奥多摩17時38分~川崎19時55分で運転されます。運転日は5月3~5日に運転されます。

三鷹8時56分発~奥多摩10時42分着、奥多摩17時30分発~三鷹18時56分着で運転されます。運転日は3月27日、28日、5月8、9日に運転されます。

SLぐんまよこかわ・みなかみ運転 夜汽車も運転

2021年春の臨時列車でもSLぐんまよこかわ・みなかみが運転されることが発表されました。

時刻表・ダイヤ

運転時刻は高崎9時56分発~水上12時3分着、水上15時20分発~17時13分着、高崎9時47分発~横川10時49分着、横川14時15分発~高崎15時18分着で運転されます。ただし、4月29日のみ横川13時15分発~高崎14時18分着で運転されます。

SLYOGISYAみなかみは16時50分発~水上18時52分着、水上20時41分発~高崎22時38分着で運転されます。

また横川発着のSL夜汽車となる「SLナイトパーク」「ELナイトパーク」は高崎発15時56分発~横川16時58分着、横川19時40分発~高崎20時43分着で運転されます。

運転日

運転日は「SLぐんまみなかみ」が3月20日、27日、4月10日、18日、5月1、4日、6月5日、13、19日に運転されます。

「SL・ELぐんまよこかわ」が3月6、13、21、28日、4月4、11、17、29日、5月2、5、9日、6月6、12、20日に運転されます。

SLYOGISYAは6月26日のみ運転されます。

SL・ELナイトパークは5月15日のみ運転されます。

以上、2021年春のダイヤ改正で注目したい列車をまとめてみました。

鉄道コムのブログランキングに参加しています。1日1回投票をお願い致します。
鉄道コム

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事