2020年8月7日、秋田新幹線「こまち14号」が秋田~東京まで7両編成で全区間単独運用となりました、定期列車は全列車盛岡駅で「はやぶさ号」と併合しますが、今回は併合せず全区間走破するという、初めての事例が発生しました。
一体何があったのでしょうか?
【秋田→東京まで7両編成】盛岡で併合する「はやぶさ号」に一体何が?
東北新幹線(ここでは大宮~東京間を除く)では10両・17両・16両・6両編成のバリエーションがあります。ただし、東北新幹線において6両編成は山形新幹線で使われるE3系が運転見合わせなど非常時に福島~仙台まで延長運転の場合のみに実施された実績がありますが、仙台~盛岡間で「7両編成こまち号」の単独運用での営業運転となったのは初のことです。
こちらが実際走ったJR東日本アプリの位置情報です。東京~上野間走行中の「こまち14号」が確かにはやぶさ号と併結せずに終点の東京駅まで運転したことが分かります。
通常であればこの画像の「こまち・はやぶさ55号」「こまち・はやぶさ50号」のように連結しているのが普通です。
8月7日に、運転された「こまち14号」は本来であれば新函館北斗始発の「はやぶさ14号」と連結する予定でした。しかし、その「はやぶさ14号」が八戸駅で車両故障の影響で運転打ち切りとなりました。
その後代わりとなる列車が準備されなかったため、はやぶさ14号に乗っていた乗客は八戸駅で足止めとなり、後続の列車に乗り換えとなりました。八戸駅は盛岡駅の北に位置していて、秋田から来た「こまち14号」は盛岡で「はやぶさ14号」に本来であれば連結・併合となりますが、「はやぶさ14号」が八戸~(盛岡)~東京間で区間運休したため、「こまち14号」の単独運用となったわけですね。
17両編成→7両に減車される違和感 秋田→東京間こまち単独運用の様子
はやぶさ14号が、車両故障で八戸打ち切りとなった影響で盛岡で併合する予定だったこまち14号が単独で東京に向かいました。
— flyingpiyo (@photophotop) August 7, 2020
レアなE6系の仙台以南単独運転を見られてラッキーでした。
E5系の故障が大したことなければ良いのですが…
こまち14号 東京行き E6系Z10編成
東北新幹線 郡山にて pic.twitter.com/bwKR1QslQS
Twitterにはその時の写真が掲載されているツイートもあります。通常ならあと10両連結するはずなのにないのは違和感を感じますね。「本日に限りましてはやぶさ号との連結作業はありません」という車内放送や盛岡駅での駅での案内放送で「まもなく○○番線に、こまち14号、東京行きが7両編成でまいります。」という放送があったかは分かりませんが、かなりレアな放送だったのではないでしょうか?