JR東日本はE7系新幹線を自動運転列車運転装置(ATO)の試験をすると発表しました。
今回JR東日本で運行される新幹線で「運転士なしでの運転(ドライバーレス化)」の実施されることが明らかとなりました。
試験走行は2021年10月から実施
試験走行が実施されるのは上越新幹線で営業運転がされているE7系新幹線を使って実施されます。試験走行がされるのはE7系新幹線1編成12両となることが発表されています。
ただし、実際に乗客を乗せて運行されるいわゆる「営業線」ではなく、新潟駅から新潟車両センターの間にある「回送線」で実施されます。同区間は約5kmの距離があり、評価と課題抽出が行われます。
E7系新幹線の試験内容は?
今回の試験内容としては速度を制御するATC信号に沿って運転と、車両の洗浄装置を認識して減速運転を行えるか、指定の位置に停車できるかどうかという点も課題となっています。
JR東日本は課題と検証として次のようなポイントを発表しています。
JR東日本のコメント
走行試験は2021年10月から11月までの約1か月間実施されるということです。
① 列車の準備が整ったことを条件に、遠隔で発車させること
② ATO が自動的に列車の加速・減速を行うこと
③ 自動で決められた位置に停車できること
④ 緊急時には遠隔で列車を止めることができること