2020年8月12日、キハ48形を改造した「リゾートみのり」の廃車回送が所属していた運輸区がある小牛田~廃車・解体を行う郡山まで廃車回送されました。

約12年で廃車ということもあり、「新幹線並みに早い廃車だ」という声がネット上では挙がっています。

【郡山車両センターへ帰らぬ旅へ】リゾートみのり廃車回送の様子

今回廃車回送が行われたのは東北本線小牛田~仙台~郡山までの区間で、約170kmの帰らぬ旅を終えました。

これから郡山車両センターにある解体線で解体される見込みです。

Twitter上では一時貨物線を通り宮城野経由で廃車回送されるという「デマ情報」も流れましたが、実際には仙台経由で運転され、真偽を見極められた方は撮影ができたようです。

リゾートみのりの引退までの経緯を振り返る 本来はスタンプラリーも予定されていた

リゾートみのりは2008年10月にデビュー、これまで30万人以上のお客さんを運んできました。

本来は2020年6月末での引退が発表されていました。しかし、新型コロナウイルス影響で5月と6月の運転を取りやめが決定しました。

引退に合わせて本来実施するはずだった各駅に設置されスタンプを押し重ねをすることでリゾートみのりが浮かび上がる「スタンプラリー」も中止となるなど影響が出ていました。スタンプラリーは良いアイデアで変わり種だったので中止になってしまったのは残念に思います。

ラストランが行われるのかと不安の声も挙がりましたが、旅行商品ながら8月10日を最終運行とし、仙台~新庄間で運転されました。

今回約12年間という鉄道車両としては短い活躍でしたが、改造車のため足回り自体は40年程度経過しており、廃止の期間としては妥当だろうと思います。

国鉄時代の余った車両を改造したリゾート列車「ジョイフルトレイン」は年々姿を消しており、今後の動向が注目されます。

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