先日特急「踊り子」号の老朽化した185系置き換え車両としてE257系2000・2500番台が2020年春から一部導入が発表されました。
近年のJR東日本の傾向として新型車両を入れる際に、現在ある自由席を廃止して、全席指定席化するいわゆる「スワロー化」を行い、実質値上げを行う可能性があります。
正式にまだ発表はされていませんが、ある程度「スワロー化」の準備がされているので可能性は非常に高いです。また、現在はB特急料金が適用されていますが、料金の高いA特急料金に変更される可能性もあります。
これからスワロー化がされたらどうなるのか?解説していきたいと思います。
特急「踊り子」のスワロー化でいくら値上げになる?
特急踊り子のスワロー化でいくら値上げになるのでしょうか?東京~熱海・三島間の場合はどうでしょうか?現在の185系で運転された場合にの料金を掲載しておきます。
- 自由席特急料金(B特急料金)・・・熱海1360円、三島1440円
- 指定席特急料金(B特急料金)・・・熱海1890円、三島1970円
以上が2020年ダイヤ改正までの料金となっています。
では全席指定席化されるとどうでしょうか?
特急踊り子全席指定席化したらいくら値上げになる?
では特急踊り子を全席指定席化(スワロー化)した場合はどうでしょうか?
まずはB特急料金のままで全席指定席化した場合を見ていきましょう。
熱海・三島間は100km以上150kmまでの区間に入ります。熱海・三島間の差額は80円なので三島までの特急料金には80円を加算します。
- 東京~熱海・・・事前料金1580円、車内料金1840円
- 東京~三島・・・事前料金1660円、車内料金1920円
今まで指定席特急料金を支払っていた人からすると値下げとなります。しかし、自由席の設定がなくなるため、今まで自由席に乗っていた人からすると220円の値上げとなります。
これについては座れるメリットもありますし、220円値上げするというデメリットもありますし、ここは賛否両論あるとは思います。妥当な値段と言えば妥当かもしれません。
ちなみに可能性としてはこちらが最も高いと考えられます。ただし、現在運行されているスーパービュー踊り子が「サフィール踊り子」に置き換えになることを踏まえるとさらに付加価値を付けるためA特急料金に変更になる可能性も考えられます。
次に現在のB特急料金から料金が高いA特急料金に変更された場合はどうでしょうか?
A特急料金に変更されたらいくら値上げ?
もし、A特急料金に値上げしたらどうなるでしょうか?東京~熱海で考えてみましょう。
- 指定席特急料金・・・2390円
- 自由席特急料金・・・1860円
以上のように大幅に値上げとなりますので可能性としては低いですが、コンセント設置など設備面でグレードアップしているのでゼロではないです。
すでにE257系2000番台・2500番台では全席指定席化の準備されている
実は今度導入されるE257系では全席指定席化に向けて準備がされています。画像を見てもらうと座席上に着席ランプがついています。このことから全席指定席化はほぼ確実とみていいのではないでしょうか?
E257系の内装については関連記事一番上に記載してあります。