JR九州は長崎新幹線に列車名「かもめ」を継承すると発表しました。

これにより、現在在来線特急として走行している「かもめ・白いかもめ」は廃止が確実とみられています。

【廃止がほぼ確実に】特急かもめ・白いかもめは消滅へ

現在在来線特急として運転されている「かもめ・白いかもめ」は博多~長崎間で主に運転されています。

しかしながら、2020年10月28日にJR九州は「九州新幹線 長崎ルート(長崎新幹線)」にN700S 6両編成を導入すると発表し、列車名として「かもめ」を使用すると発表しました。

また、JR九州の発表で「1961 年から、長崎行きの特急列車として運行を開始し、現在まで約60年もの間親しまれてきました。九州新幹線として、さらなる飛躍を遂げる「かもめ」にご期待ください。」と書かれています。

これらの文章は長崎行き特急列車「かもめ・白いかもめ」の廃止をほのめかすような文章になっていて、「今後は九州新幹線長崎ルートで列車名での「かもめ」を使用する」ということも読み取れる文章となっています。

【リレーかもめ?】九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)は2段階で開業 武雄温泉~長崎は2022年秋開業

九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)は2段階に分けて開業予定となっています。

先に開業するのは武雄温泉~長崎駅までの区間で、開業は2022年秋を予定しています。

しかしながら、長崎新幹線が先行開業した後でも武雄温泉~博多間は在来線特急を運転する必要があり、当初予定していた新幹線と在来線の線路幅の違いを超えて直通運転をする「フリーゲージトレイン」についても断念する形となっています。

武雄温泉~博多間の開業が見合わせられている理由として、長崎新幹線が全通した場合に在来線が「並行在来線」として切り離されてしまうほか、長崎~博多間の距離が短いことで時間短縮効果など費用対効果が悪いことや現在特急が停車していても新幹線駅が設置されない駅での利便性が低くなってしまうことから沿線自治体が反対した経緯があります。

今回2022年秋に開業が予定されている長崎新幹線部分開業(武雄温泉~長崎間)でも、線路の所有権は分離しますが、経営権はJR九州が持つことで「並行在来線・第三セクター」として分離しないことを条件に2008年から武雄温泉~長崎間のみ着工する形となっています。

また、長崎新幹線と在来線の乗換駅となる武雄温泉駅では新幹線と在来線の対面乗り換えが予定されており、九州新幹線の鹿児島中央~新八代間が先行開業した際には新幹線と在来線が接続する「リレーつばめ」が運転された実績から「リレーかもめ」が運転される可能性が高いとみられています。

「かもめ・白いかもめ」の廃止は長崎新幹線全通時には確実となりそうですが、沿線自治体は並行在来線になることによって高い定期代負担などによって地域の衰退を懸念していると思われ、すぐに特急列車が無くなるということはまだ先の話になりそうです。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事