2月7日、JR北海道は札幌圏の列車が長期間運休したことについて、資料を公開し説明をしました。
異常な積雪で札幌駅ダウン
JR北海道では、記録的な大雪の影響で除雪作業が追いつかなくなり、2月5~6日は多くの列車に運休・遅延が発生、2月7日には札幌圏の列車を全日運休させるなど異常事態となりました。
そんな中、一部の乗客からは長時間運転を見合わせていることに対して厳しい言葉で避難するクレーマーの姿も見られました。会社にとって不可抗力の事態ですが、作業が難航したことについて、同社は資料を公開しました。
理不尽なクレーマーも
「人力除雪は一部なのでしょう?除雪用機械をどんどん走らせれば済むんじゃないの?なにのんびりやってるの?」
「「手稲~札幌~新千歳空港間を優先して」作業を進めているとのこと。なぜその区間か?不公平ではないか?」
「こんなに度々運休されたのではたまらない。JR北海道は降雪対策を全く講じていないのか?」
資料には、この3つの質問に回答する形で説明がありますが、クレーマーからの批判に対してJR北海道が怒っていることが伝わってきますね。
今回は、多くの車両が雪で埋もれてしまったため、手作業で掘り起こすしかありませんでした。また、連結器などには機械では対応できないことや、ラッセルを動かすのにも特別な人員が必要なので、手作業がメインになりました。
当たり前ですが人員には限りがあるので、重要な区間を優先するのは当然です。優先順位をつけただけでキレるクレーマーのためにも除雪作業に励むJR北海道には感謝しかないと思います。