東京・新宿から伊東・伊豆急下田を結ぶ観光特急のサフィール踊り子。

個室があったりグリーン車が2種類だったりとなかなか面白い列車ですが、全車グリーン車ということで値段的には手が出しずらいかも知れません。

そんなサフィール踊り子をちょっとした工夫でお得に乗れる方法、乗るならどの席がいいのかを紹介します。

東京or品川で1710円もの差額が

サフィール踊り子の途中の停車駅は東京発着の場合、品川・横浜・熱海・伊東・伊豆高原・伊豆熱川・河津です。

そのため伊東方面に観光とかではなく、サフィール踊り子に乗ることが目的の人は東京から熱海で乗るのではないでしょうか。そうするとグリーン車の場合、乗車券が1980円で特急券が3960円です。

特急券が4000円近くしてしまい、気軽に乗りに行くのは躊躇いますね。

しかし、乗車する区間を東京ではなく品川発着にすることによって特急券が2250円で済んでしまうのです。注目する点は営業キロです。

営業キロとは営業線の長さを示すキロ程で、運賃計算などの基礎になります。

(日本民営鉄道協会より)
  • 東京-熱海 104.6km
  • 品川-熱海 97.8km

6.8kmで乗車時間は6分しか変わりませんが料金的には大きな違いとなります。どういうことなのでしょうか。

JR東日本より

特急のグリーン車に乗るには乗車券の他に特急券とグリーン券が必要です。

特急のグリーン車料金は、繁忙期・閑散期を除いて「指定席特急料金+グリーン料金-530円」で求められます。料金表を見ればわかりますが100kmを超えるか否かはかなりの差です。

新幹線を東京から乗るか大宮乗るかで料金が大きく変わってくるとの同じ理由ですが、こちらは乗車時間が6分差なので熱海発着の場合は東京よりも品川にした方が圧倒的に得です。

座るならどこがおすすめ?

サフィール踊り子は運転室の壁がガラス張りになっているので前面展望が楽しめます。上りは8号車が先頭になるのでプレミアムグリーン車だけではなく、普通のグリーン車でも前面展望が楽しめます。

だからといって1番前・1番後ろが良いかというと、そうでもなさそうです。写真を見ると晴れていれば景色が良さそうですが、この写真はあくまで立って撮影したものです。

実際座ってみると目線的にはこのような感じになります。外との距離感も感じますし運転台が絶妙な位置にあるので、背筋を伸ばして覗き込まないとまずレールは見れません。

リクライニングを下げてリラックスした状態で見るには側面の窓ですがこれにも落とし穴があります。

窓枠的に壁に阻まれてしまうのです。サフィール踊り子はグリーン車の場合、基本的に上りは奇数列下りは偶数列がちょうどいいのですが、この席は8号車1Cです。

サフィール踊り子のグリーン車の椅子はE5系グリーン車と同じもので是非ともリクライニングを下げた状態でくつろぎたいですが、そうすると前に見えるのは空、横も壁が気になるといった状態になります。

座席配置

伊豆急行より

号車とは逆に列番号が振られているのですこし分かりずらいですが、このような座席配置になっています。1号車が伊豆急下田方面で伊豆急下田に行く場合、改札はそちらが1番近いです。

化粧室やカフェテリアを使うことを考えれば真ん中の5号車がいいのではないでしょうか。

5号車は他の号車より客室が短くなっています。

サフィール踊り子はJR東日本の中ではかなり特徴的な特急なので、1度乗ってみてはいかがでしょうか。

まだ今回紹介した営業キロの話は他でも生かせるので、是非活用してみてください。

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