西武鉄道は2021年春のダイヤ改正の概要を発表しました。主な変更内容は終電繰り上げ、終電の特急増発、西武時刻表が発売終了になるということです。
今回ダイヤ改正が実施されるのは西武池袋線・秩父線・有楽町線・豊島線・狭山線・新宿線・拝島線・多摩湖線・西武園線・国分寺線です。山口線・多摩川線ではダイヤ改正による変更はありません。
西武線ダイヤ改正2021でどう変わる?新型コロナウイルスで減便など
西武鉄道はダイヤ改正を発表しました。これにより、新型コロナウイルスによる利用者減少で、減便・終電繰り上げが実施されることとなります。
西武池袋線 減便・終電繰り上げ
西武池袋線は2021年3月のダイヤ改正で減便と終電が約30分繰り上げとなります。
現在池袋駅の最終電車は0時45分となっていますが、ダイヤ改正後の最終電車は0時18分普通保谷行きとなります。
また、行先別に見ると保谷以外では、小手指行き、飯能行き、豊島園行きについても20分~30分程度繰り上げとなります。
平日終電後に着席サービス 特急むさし55号飯能行きは終電繰り上げ対象外に
今回池袋発0時ちょうど発の特急むさし55号飯能行きを増発させます。この列車が運転されるのは飯能行きの最終電車が運転されたあとに運転されます。西武鉄道によりますと、「着席して帰宅したいというお客様のニーズにお応えする」という旨で運転が発表されています。
新宿線・拝島線 減便・終電繰り上げ
新宿・拝島線の減便・終電繰り上げについてですが、終電を約30分繰り上げとなります。
また所沢駅については終電繰り上げの影響で、1時台の運転が無くなります。
拝島駅にも0時発の列車についても運転が無くなります。
西武新宿 特急小江戸53号は終電後に運転継続へ
西武新宿線で運転している特急小江戸53号ですが、最終電車本川越行きの後に運転継続をするということが発表されました。
本川越行きの最終電車は終電繰り上げの対象となっていますが、特急小江戸53号は終電後に運転は継続となります。
秩父の地位が低下 秩父方面はダイヤ改悪に
西武鉄道の観光地として推してきた「秩父」にとっては残念なダイヤ改悪が行われることが発表されました。
秩父鉄道との直通運転が平日は廃止に
現在西武秩父まで直通運転している平日の列車についてですが、ダイヤ改正で廃止になります。土休日の運転についても取りやめていますが、ダイヤ改正から運転を再開するということで、西武秩父への直通運転が廃止されるわけではないということです。
金曜日夜の池袋線・西武秩父線の特急列車が区間短縮に
これまで西武鉄道では池袋線・西武秩父線の特急列車について飯能~西武秩父間で延長運転をしていましたが、今回のダイヤ改正で延長運転をなくすという発表がされました。
新駅名「西武ゆうえんち」「多摩湖」が誕生 「遊園地西」「西武遊園地」が改称に
西武鉄道では新駅名として「西武ゆうえんち」「多摩湖」駅を新駅名として採用すると発表しました。
これまで西武鉄道では遊園地西駅としてきましたが、西武ゆうえんちが元々西口だったゲートをリニューアル後はメインゲートとして開業するため、遊園地西から西武ゆうえんちに駅名を改称します。
逆に今まで西武遊園地だった駅は「多摩湖」に変更されるということが発表されています。