東急電鉄は終電を最大30分繰り上げることを発表しました。ダイヤ改正が実施されるのは2021年3月のダイヤ改正で、こどもの国線以外の東急電鉄の全路線で実施されます。

東急電鉄が終電繰り上げ 新型コロナウイルスで利用が半減

今回東急が発表した資料によると東急線内の武蔵小杉駅と溝の口駅は新型コロナウイルスの終電付近の利用状況が2020年9月期でそれぞれ、55%、52%減少していると発表しました。

利用者が減少する中でホームドアの収益に直接つながらない安全設備などの投資は増加しており、その保守のための作業量も増加しているという発表がありました。

現在東急電鉄の終電は24時半前後から25時前の終電設定となっていますが、2021年3月のダイヤ改正後は15分~30分終電を繰り上げるということが発表されています。

終電繰り上げの理由は?

今回東急電鉄は終電時間を繰り上げを行うことによって、深夜に保線メンテナンスを行う時間を30分程度多く確保できるとしています。

今回の終電の繰り上げは利用客変動による適切な輸送ダイヤへの変更だけではなく、作業員に対する労働環境の改善も目的とされています。

ワンマン運転で人員削減も狙い? 実施範囲拡大へ

現在東急目黒線などで行っているワンマン運転の実施拡大を発表しました。これにより車掌がいなくなりますが、安全確認はホームドアなどの技術面でカバーするということで、より高度な運行を実現するとしています。

ワンマン運転を実施拡大するということは現在車掌をやっている方の仕事が無くなってしまうため、処遇がどうなるかということも注目されます。

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