11月8日、北九州市で高齢の男性が撮り鉄と思われる男性が運転する軽乗用車にはねられ死亡する事故が起きました。
撮り鉄が人をはねるも「気づかなかった」と言い訳
警察によると8日午前10時半ごろ、北九州市八幡西区折尾の市道で、八幡西区友田の78歳の男性が、47歳会社員の男性が運転する軽乗用車にはねられました。男性は車の下敷きになり、消防が救出して病院で治療を受けていましたが、約9時間後に死亡しました。
軽乗用車を運転していた男性は、近くの踏切に列車の写真を撮り向かっていた撮り鉄で、「時速20キロくらいで走っていた。男性をひいたことに気づかなかった。」と男性が下敷きになったのにも関わらず気づかなかったと苦しい言い訳をしています。
20キロというのも信じ難いですし、救護義務を怠っていた可能性もあります。逮捕されていないのか実名が報道されていませんが、言い訳も疑問点が多く悪質ですし、ひき逃げで検挙されるかもしれませんね。
今回の事件とは直接の関係ありませんが、撮り鉄による車の運転を巡っては、目当ての列車に追いつくための無謀な運転が横行しており、路上駐車は日常茶飯事です。列車にしか目がいかず車を運転することの責任をあまりにも軽視し続けた結果、ついには「人殺し」にまで発展してしまいました。
いつも拝見しております。
現在も鉄オタの不祥事が後を絶たない中、今回撮り鉄が「ひき逃げ死亡事件を引き起こす」という、最悪の事態が起きてしまいました。
これまで撮り鉄の迷惑行為については、人への危害だけは絶対に起こすことがないよう、強く願ってきました。
しかし、昨今から続いている撮り鉄のマナー悪化やモラル低下などの積み重ねが、今回の尊い命が奪われる形として「撮り鉄とは無関係の人に危害が及ぶ」という、最悪の結果となったことに極めて残念でなりません。
今回ひき逃げ死亡事件を起こした撮り鉄は未だ逮捕されていませんが、自分の犯した罪と向き合い償ってもらいたいものです。
また、今度このようなことが二度と起こらないよう、撮り鉄たちは今回の事件をきっかけとして、自分たちの行動に今一度自覚しましょう。
最後になりますが、この度の撮り鉄によるひき逃げ死亡事件で、犠牲になられた方に謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族ならびに関係者の皆様に心からお悔やみを申し上げます。