2020年3月13日、JR九州鹿児島本線で運転されていた415系12両編成による快速列車がラストランを迎えました。国鉄型車両による12両編成はJR各社の中でもこの列車のみの運転となっていました。
415系12両編成快速とは?ラストランではさよなら放送も
今回ラストランとなったのは門司港6時56分発 快速南福岡行きの列車(3323M)で、415系12両編成は全国のJRの中でも唯一の国鉄型電車による12両編成での運転でした。
その運転も2020年3月13日をもって終了となりました。415系の中ではかつて常磐線で活躍した編成もあり、関東に住んでいる方は常磐線や水戸線の往年の姿を思い出す人もいるでしょう。4+4+4両で組成されており、近年では珍しい鋼製車とステンレス車の併結も見ることができました。
415系12両編成での快速列車の特徴といえばやはり爆音で通過する様子です。12両分の爆音を聞けたのもこの12両編成の快速が最後でした。昔の常磐線でこの音を聞いていた人は多いのではないでしょうか?
最後には車掌さんによる「さよなら放送」が終点の南福岡駅到着前に放送されました。JR九州にとっても415系12両編成が消えることは一つの時代を節目になると感じているのかもしれませんね。
折尾駅短絡線ホームを仮に使用する事でやむなく12両をやめただけ?だとしたら、折尾駅工事が最終完成したらまた12両の運行自体は復活できる?