7月1日、東海道新幹線で新型車両N700Sの運行が開始されました。新型コロナウイルスで運用の事前公表は行われませんでしたが、下り一番列車に乗車したのでその様子をお届けします。
気になる一番列車はのぞみ1号
N700S最初の運用は、6時ちょうど東京発博多行のぞみ1号でした。報道陣向けに試乗会等はありましたが、営業運転はこの便が初です。
運用は非公開でしたが、多くの報道陣が集まりました。先頭車付近には規制線が張られ、出発式が行われていました。また驚くことに6時15分発のぞみ3号もN700Sでした。
既に車内の様子は公開されていますがこのようになっています。普通車ではあまり違いが見受けられないかも知れませんが、天井が間接照明になっています。また電光掲示板がLEDから液晶になっています。
従来車は窓側の足元にのみあったコンセントが、普通車でも全座席肘掛けに設置されています。これはありがたいですね。窓は既に報道されている通り、飛行機っぽくなりました。
一番すごいと感じたのは座席です。リクライニングが倒れるのに合わせて座席が沈みます。これはあるか無いかでだいぶ違うので感動しました。
その他利便性が改善された点は窓テーブルがカーテンを閉めても飲み物が安定して置けるようになったことです。
ここでは紹介していませんが、空調吹き出し口・テーブルの色・座席モケットの柄・スピーカーの位置に違いがありました。
大きく変わったのはグリーン車です。デッキに間接照明が加わったのと、洗面台の色が明るくなったので雰囲気がかなり違います。
トイレは見た目が近未来的になり、停電時も一部で使えるようになりました。操作パネルもスッキリとしています。
客室の照明は普通車同様間接照明になり、荷棚と一体化した側面の壁が、前後とのプライベート感を増しています。
座席モケットの色が変わり、足元は15%広くなっています。
車体は性能面での変化もありますが、今回は割愛します。N700Sは量産車は現在4編成あり、今年度中には12編成まで増えます。N700Sのデビュー間もないですがN700aの廃車にも目が離せませんね。