新型コロナウイルス感染拡大により「GoToトラベルキャンペーン」の先行きが怪しくなってきましたが、それに対しての楽天トラベルの対応に批判が相次ぎました。
注意書きは削除されるも追加徴収される可能性は有り
新型コロナウイルス感染拡大により特定地域がキャンペーン対象外になる可能性があると報道されて、世間が混乱しました。そんな中楽天トラベルはホームページに「キャンペーン対象外になったら契約完了している旅行でも定価との差額を追加で支払う必要がある」「それに伴うキャンセル料の補償はなくリスクを承知で申し込むように」との注意書きを追加し、批判が相次ぎました。
特に契約が成立しているのにあとから金額が変更されて、キャンセルしようにも手数料は通常通りかかるという点が大きな混乱を招きました。予め規約に記載されていたとしてもこのような書き方では楽天トラベルの信頼は下がってしまいました。
批判が相次いだのかその日のうちに注意書きは削除されましたが、代わりに「予約時には、「観光庁が定める新型コロナウイルス感染対策症対策に関する参加条件」への同意が必要です。」という項目があります。
GoToトラベルキャンペーンご利用にあたって
注意事項
(略)
今後、特定地域がキャンペーン対象外となった場合、政府の方針に従って既存予約も対応いたしますのでご留意ください。
今後の感染状況次第で変更が生じるリスクがあることをご理解いただいた上で、お申込みいただきますようお願いいたします。(略)
楽天トラベル 観光庁が定める新型コロナウイルス感染対策症対策に関する参加条件
問題になった「今後、特定地域がキャンペーン対象外となった場合、すでに予約されている旅行であってもキャンペーンにて割引された金額を追加でお支払いいただく必要があります。」という表現から「政府の方針に従って既存予約も対応いたしますのでご留意ください。」になりました。
追加料金を徴収するという強気の姿勢から一転し政府の方針に従うと具体的な表現を避けています。リスクがあるということは引き続き記載されており「変更が生じる」というのはやはり契約成立・決済完了後でも追加で定価との差額を請求されることがあるということなのでしょうか。
既に申し込んでしまった人は手遅れですが、今後対象外になるかもしれないからいまのうちに申し込んでしまおうと考える人も居るかもしれませんが、楽天トラベルで問題になったように「あとから請求」される可能性も十分にあります。まただったらやめるといった際にもキャンセル料が免除されるとは限りません。