5月30日から31日にかけて、渋谷駅では線路切り替え工事が行われました。渋谷駅は埼京線のホームが約350m離れており、乗り換えが不便でしたがこの工事で利便性が向上します。工事に伴い湘南新宿ラインと埼京線が新宿~大崎で終日運休となります。それによって普段は見られない珍しい運用が生じました。
南渋谷と皮肉られたほど遠かったホーム
渋谷駅埼京線のホームは山手線ホームから約350m離れています。JRの在来線が15両編成で約300mですから相当離れていることがわかります。今回の工事は山手線ホームと埼京線ホームを並列化させるもので、将来的には現在の山手線ホームを2面2線から島式ホームにする工事も行われます。
新宿に行かない湘南新宿ライン
湘南新宿ラインは新宿と大崎でそれぞれ折り返し運転をします。そのため横浜方面から来る列車は大崎止まりになるため、湘南新宿ラインなのに新宿には行かないことになります。逆も同様で大宮方面からの列車は全て新宿止まりとなります。
相鉄線からの直通列車も全て大崎止まりです。今回の工事以外にも人身事故等でダイヤが乱れた時に大崎止まりになることはあるので、発車標と行き先表示は大崎行に対応しています。また側面表示は「JR埼京線直通」ではなく「JR線直通」でした。
東海道線の定期では見られない特別ダイヤで運行
湘南新宿ライン・埼京線一部区間運休に伴い東海道線でもかなりの運用変更がありました。品川発平塚行という定期運用では存在しない純粋な東海道線も見られました。元々山手線は増便する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で利用者が減少しているため中止になりました。しかし、東海道線は一部時間帯で品川から小田原で増便されています。
実は埼京線ホームが離れていたのには理由がありました。その理由とは・・・