2021年4月7日、鎌倉車両センター所属のE217系Y-43編成の廃車回送が行われました。
E217系Y-43編成廃車回送の様子
R3.04/07(Wed)
— (@Fujikai_main) April 7, 2021
EF64-1030[長岡]+E217系11B(クラY-43編成)
配9441レ NN廃車配給
エアポート成田幕ということでケツ重視で撮影!
64側も面縦ではあるものの前面に陽が当たってるのでヨシ!#ふじかい撮影記 pic.twitter.com/iAhmagsiC7
今回の廃車回送では、廃車回送を担当された方の遊び心でしょうか?「エアポート成田」の方向幕が出されており、最後にエアポート成田が復活したように見える光景を見ることが出来ました。
まるで死に際に「エアポート成田」を思い出してほしいというメッセージが伝わってきそうですね。
特別快速・快速エアポート成田とは?
今回方向幕に掲出されていたエアポート成田とはどんな列車だったのでしょうか?現在は運転されていませんが、かつてエアポート成田という列車が存在しました。
しかもこのエアポート成田はややこしく、成田空港行きにしか名称が付かなかった上に、定期列車として走っていた「快速エアポート成田」に加えて「特別快速エアポート成田」というのが存在した時代もあります。
快速エアポート成田は現在の成田空港行きの快速と一緒の停車駅で、2018年3月のダイヤ改正まで走っていた列車。
一方、特別快速エアポート成田は1991年~1992年までの1年間1日1往復の臨時列車として運転していた列車で、東京・錦糸町・船橋・津田沼・千葉・成田・成田空港に止まる「幻の列車」です。
もう、E217系で「エアポート成田」の名称が復活することはありませんが、乗ったことがある方がいれば、その時を思い出してみてはいかがでしょうか?