近鉄はICOCA連絡定期券について発表をしました。
今回の発表内容は大阪メトロ・京阪・南海に連絡定期券の発売を拡大するというものです。また、これに伴い時期定期券は一部で発売を停止し、今後はICOCAによる定期券のみの発売となります。
大阪メトロ・京阪・南海で近鉄ICOCA連絡定期券が発売
今回発売がされるのは近鉄線を含む大阪メトロ・京阪・南海との路線の連絡定期券です。
本来だと、鉄道会社が別の定期券は1枚ずつそれぞれ分かれて発行されます。こうしてしまうと利用者にとっては不便なため、これを解消するために鉄道会社同士で提携をして、1枚の定期券で発行できるようにするというものです。
発売は2020年12月8日より開始となります。
近鉄で発売する連絡定期券
近鉄で発売する連絡定期券の対象カードは「ICOCA」「KIPS ICOCA」での発売となります。そのため、印字ができない記念ICOCAやスマートICOCAは対象外となります。
発売する券種は通勤定期券と通学定期券で、有効期限は1・3・6カ月の発売となります。ただし、大阪メトロとの小児定期券、障がい者割引定期券、実習用定期券は対象外となります。
近鉄での定期券にクレジットカードは支払いできる? 発売箇所は?
発売箇所は近鉄の黄色いリモート付き定期券特急券自動販売機で通学定期を除いて発売になるほか、近鉄の定期券窓口でも発売します。
ただし、京阪→大阪メトロ→近鉄の連絡定期券は近鉄では発売しません。京阪での発売となります。
クレジットカードで定期券を購入する場合の注意点ですが、近鉄では「KIPS」という近鉄のクレジットカードに入会しない限り定期券購入時のクレジットカードでの支払いはできません。現金のみの支払いとなりますので注意が必要です。
大阪メトロはJR西日本と近鉄のICOCA連絡定期を発売
大阪メトロでは近鉄とJR西日本で連絡定期券を発売すると発表しました。発売券種は大人・小児・高校生・中学生・小学生の定期券で、障がい者割引定期券・職業訓練・実習定期は発売しません。
対象のICOCAカードは大阪メトロとJR西日本の場合には「ICOCA」と「スマートICOCA」で発売します。「記念ICOCA」と「KIPS ICOCA」は取り扱いません。
また、大阪メトロ⇔JR西日本⇔大阪メトロ、JR西日本⇔大阪メトロ⇔JR西日本となる連絡定期券は発売しません。
大阪メトロとJR西日本の接続駅一覧
接続駅となる駅の一覧を掲載しておきますのでご活用ください。
- 新大阪⇔新大阪
- 梅田・東梅田・西梅田⇔大阪・北新地
- なんば⇔JR難波
- 動物園前⇔新今宮
- 天王寺⇔天王寺
- 長居⇔長居
- 南森町⇔大阪天満宮
- 森ノ宮⇔森ノ宮
- 高井田⇔高井田中央
- 弁天町⇔弁天町
- 野田阪神⇔海老江
- 玉川⇔野田
- 鶴橋⇔鶴橋
- 扇町⇔天満
- 鴨野⇔鴨野
- 京橋⇔京橋
- 玉造⇔玉造
- 大正⇔大正
大阪メトロと近鉄の接続駅一覧
今回大阪メトロと近鉄の連絡定期券が発売されます。
接続駅は次の通りです。
- 大阪難波⇔なんば
- 日本橋⇔近鉄日本橋
- 大阪上本町⇔谷町九丁目
- 大阪阿部野橋⇔天王寺
- 長田接続(地下鉄中央線と近鉄けいはんな線と直通運転)
大阪メトロ・JR西日本で定期券にクレジットカードは支払いできる?
JR西日本では定期券の支払いに現金またはクレジットカードが利用できます。
大阪メトロでも定期券の支払いに現金またはクレジットが利用できます。
京阪と近鉄もICOCA連絡定期券発売 発売駅一覧
京阪と近鉄と、京阪⇔JR西日本⇔近鉄のICOCA連絡定期券を発売します。
ただし、京阪⇔JR西日本⇔近鉄のICOCA連絡定期券は近鉄では発売しません。
接続駅は京橋(京阪)⇔JR大阪環状線⇔鶴橋(近鉄)接続となる駅で発売されます。
範囲が拡大されており、近鉄奈良や橿原神宮前・吉野からも連絡定期券が発売されます。
連絡定期券にクレジットカードで支払いはできる?
京阪はクレジットカードまたは現金での支払いができます。
近鉄は近鉄のクレジットカード「KIPS」を持っていない限りクレジットカードは利用できません。現金のみでの支払いとなります。