JR西日本で例年発売していた「元日乗り放題きっぷ」について2021年の発売中止となってしまいました。

既に1月1日の指定席の発売日である12月1日を過ぎても、まだ「元日乗り放題きっぷ」の案内がされないことから、発売は見送られたと考えるのが妥当ではないでしょうか?

また、例年発売されているJR西日本・JR四国・JR九州の元日乗り放題切符についても発売される見通しが立っておらず、2021年の元日乗り放題切符は発売が中止になると考えられます。

JR西日本の元日乗り放題切符とは?

JR西日本乗り放題きっぷとはJR西日本の営業路線を全区間1月1日のみ乗り放題となるきっぷです。

JR西日本の普通車版とグリーン車版が発売されていました。料金は大人16000円、子供は3000円、 グリーン車は大人18000円、子供は5000円です。※2020年正月の実績です。

それぞれ指定席が6回まで予約することができました。

元日乗り放題切符の発売日は例年12月11日からの発売のため、1か月前に発売される指定席の方が発売が先のため指定席が埋まってしまう場合があります。

慣れている方は12月1日の10時に10時打ちをして、先に指定券を確保します。その後12月11日に行ったら指定席を流して、もう一度元日フリーきっぷでを予約するというやり方が定番となっていました。

もちろん、変更するには払い戻し手数料がかかってしまいますが、それでも元日の一番列車みずほ601号に乗りたいという方は、この方法をよく使っていたのではないでしょうか。

中には新大阪から博多間のみずほに乗ってグリーン車で3往復していた方もいたようです。

また普通列車の自由席や特急列車の指定席も利用することができ、追加に特急料金を払う必要はありませんでした。

そのため通常正規運賃だと5万円かかるところが18000円で済んでしまうという行程で旅行したこともあります。

日帰りの場合1日で戻ってこなくてはなりませんが、それでも鉄道ファンにとっては年に1度の大旅行ができるため、楽しみだった人も多かったのではないでしょうか。

元日乗り放題切符2021が発売されなかった理由

JR西日本からの公式発表がないため、あくまで仮説ですが、原因が3点考えられます。

1点目は新型コロナウイルスによる急激な社会変化によってJR西日本の経営が厳しくなったというのも一つの理由ではないでしょうか?

JR西日本にとっては「赤字大出血サービス」のきっぷだったわけですから、経営状況が悪くなれば発売中止はやむを得ないのではないでしょうか?

2点目は例年「正月乗り放題きっぷ」では指定席争奪戦が行われており、残念ながら指定席を取れなかった人は自由席に乗るしかありませんが、自由席に乗ったとしても元が取れるため、例年新大阪駅では博多行きの一番列車のみずほ601号では改札が空いた瞬間に、自由席争奪戦が始まるというのが恒例行事でした。(指定席を取った人は悠々それを見物していたようです。)

いっけんすると、新型コロナウイルスは無関係に見えますが、行程どおり行動しないと1日で帰ってこれない鉄道ファンもいるため、自由席が満員電車並みに混雑し、「自由席は大変混雑しております。ご迷惑をおかけします」という放送が流れていました。

また、2020年の元日乗り放題切符では、グリーン車、普通車指定席も6時頃から10時ごろまで「みずほ」を中心にほとんどの列車で満席となっており、「グリーン車・指定席・自由席」で三密が完成してしまいます。

そのため、2021年に実施してしまったら、満員電車に近い混雑している自由席で感染者を出る可能性もあります。感染者が出た場合には、鉄道で移動するのに抵抗感を持たれてしまうという懸念もあったのではないでしょうか?

3点目は「どこでもドアきっぷ」が発売されていることです。確かに1月1日の発売はありませんが、2020年12月25日まで利用することができます。

この切符はJR西日本区間が全線とJR九州・JR四国全線が乗り放題となったきっぷになっています。指定席用もありますし、グリーン車用も発売されています。

「どこでもドアきっぷ」が発売されているから、「正月乗り放題切符」は発売しないということも言えるのではないでしょうか?

元日乗り放題切符発売中止は2021年のみ? 消滅の可能性は低い

2021年の元日乗り放題切符の発売が中止になっても、2022年正月乗り放題切符は新型コロナウイルスがワクチンなどによって解決され、JR西日本の経営状態が改善されれば2022年からまた発売再開となるのではないでしょうか?2021年の元日乗り放題切符が無くなったのはあくまで「例外的」と考えるのが妥当かと思います。

とはいえ、2021年の元日乗り放題切符が無くなってしまったのは、毎年の楽しみだったため残念ですね。

去年はTwitterのフォロワーの方と最終列車で偶然同じ列車に乗って、車内で話した思い出もあります。道中の人との出会いや交流が無くなってしまったのも、残念ではありますが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を見ると仕方がない部分もあります。

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