8月16日、E257系2500番台オオNC-32編成が誘導障害の確認のため伊豆方面に回送しました。
遂に2500番台が動き出す
NC-32編成は踊り子向けE257系に改造された初の付属編成で、先月秋田総合車両センターから出場しました。本線での自走は今回が初となります。誘導障害の確認を行うということで伊豆方面に回送しました。
誘導障害の確認とは車両の設備である高周波を抑える装置が正しく機能するか確認するということです。電車の制御回路に使われているチョッパという装置は電気回路のスイッチを高速で入り切り繰り返すことによりエネルギー効率をあげています。しかしそれが激しいため架線から高周波が発生し、まるで妨害電波のようなノイズが出てしまいます。なので高周波を抑える装置がついているのです。
実際に使ってみないと確証がないため、今までとは異なる変電所や電圧で走行する際にはこのような確認がされます。
伊豆箱根鉄道では踏切設備試験に伴う列車走行のため踏切が通行止めになるとあります。確定ではありませんがE257系がJR東海や伊豆箱根鉄道に初入線するかも知れませんね。
2500番台ということで顔つきに違和感がありますが、今後付属編成も営業運転に向けて試運転が活発になると思われます。