12月18日、JR東海は2021年3月13日にダイヤ改正を実施することを発表しました。

減便ではなく増発に

JR東海では、2021年3月13日にダイヤ改正を実施します。東海道新幹線では、本年3月に実現させた「のぞみ12本ダイヤ」をベースとし、夜間時間帯の一部の「のぞみ」の速達化と山陽エリアからの首都圏滞在可能時間の拡大を図り、さらに利便性を向上させます。

一部の定期「のぞみ」の所要時間を短縮

東京~新大阪間の「のぞみ」は、早朝などの一部時間帯を除いて2時間27分または2時間30分で運転しており、定期列車に加えて、お客様のご利用状況に応じて臨時列車を設定しています。今回、一部の定期「のぞみ」の所要時間を短縮します。

(1)定期「のぞみ」4本を速達化します。
東京を20~21時台に発車する下り「のぞみ」3本と、東京に21時台に到着する上り「のぞみ」1本の所要時間を東京~新大阪間で3分短縮し、2時間27分で運転します。

◆所要時間を短縮する「のぞみ」の運転時刻(一部の停車駅を掲載)

(2)東京~新大阪間を2時間27分で運転する定期「のぞみ」の割合を増やします。
定期列車の運転本数を変えずに、定期・臨時の設定を変更することで、定期列車のうち2時間27分で運転する「のぞみ」を11本増やします。

◆定期と臨時の設定を変更する「のぞみ」の例(一部の停車駅を掲載)

これにより、(1)の速達化と合わせて、定期「のぞみ」の半数を2時間27分以内で運転します。

◆東京~新大阪間 定期「のぞみ」 所要時間別運転本数の比較

山陽エリアからの首都圏滞在可能時間を拡大

(1)広島・福山から東京に9時台に到着可能な「のぞみ」を初めて設定します。
広島・福山からの始発「のぞみ88号」の運転時刻を変更し、東京の到着を6分繰り上げ、9時台に到着できるダイヤとします。

◆「のぞみ88号」の運転時刻(一部の停車駅を掲載)

(2)岡山行・姫路行の最終「のぞみ」の東京発車を3分繰り下げます。
岡山・西明石への最終「のぞみ113号」と姫路・新神戸への最終「のぞみ115号」について、新大阪より先の停車駅の到着時刻は現行のままとし、東京の発車を3分繰り下げます。

◆「のぞみ113号」・「のぞみ115号」の運転時刻(一部の停車駅を掲載)

山陽新幹線に直通する臨時「のぞみ」の増発

山陽新幹線に直通する臨時「のぞみ」を11本(下り5本、上り6本)増やし、1時間あたり最大6本運転可能な時間帯を拡大します。

◆山陽新幹線に直通する臨時「のぞみ」を増やす時間帯
・下り:東京発 9~13時台 5時間帯
・上り:東京着 13~17時台・22時台 6時間帯

夜間下り「こだま」の運転間隔を改善

「こだま807号」の東京駅発車時刻を6分繰上げ、20時51分に変更します。
これにより、東京発20~21時台にかけて発車する下り「こだま」の運転間隔を改善し、主に通勤でご利用になるお客様の利便性を向上させます。

◆東京20~21時台「こだま」の発車時刻

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