JR東日本の東能代~弘前までを結ぶJR五能線の深浦駅で、普通列車が誤って5分早く出発してしまうトラブルが発生しました。

この影響で列車に乗車していた約10人が一時置き去りとなりましたが、その後隣駅までタクシーが運行され、無事追いついたそうです。

この影響で5分早く出発した普通列車は隣の広戸駅で乗り遅れた乗客を待ち合わせて、17分ほど遅れて運転を再開したということです。

五能線深浦駅で5分早発してしまうトラブル その時の車内放送

五能線は秋田~弘前まで内陸を通らず、海岸線を通るルートの路線で「リゾートしらかみ」などが運転されています。

今回トラブルがあったのは五能線深浦駅12時57分発の普通列車弘前行きです。

深浦駅には時刻表だと12時46分に到着をして12時57分に発車する予定となっていました。

しかし、今回は誤って12時52分に発車してしまい、通常より5分早く発車する「早発」が起きてしまいました。

その時の車掌さんの放送

お急ぎのところ大変申し訳ございません。

この列車本日深浦駅12時57分発のところ誤って52分に早発してしまいました。

そのため深浦駅でお乗りになられるお客様が数名程おられますので、現在指令のほうで深浦駅から広戸駅までタクシーで輸送をします。

そのお客様が乗り込み次第、この駅を発車する予定です。

※一部聞き取れないところは文章を変更しています。

早発のため乗り遅れてしまった人は広戸駅までタクシー輸送

Twitterには車内に乗車していた人のほか、置き去りにされてしまった乗客の様子も掲載されています。

深浦駅での停車時間が10分ほどあり、停車時間を利用して駅に出ていたと思われる鉄道ファンの方が予定より列車が5分早発してしまったため、置いていた荷物は列車と一緒に先に発車、乗客は深浦駅で置き去りとなってしまいました。

今回は鉄道会社側が時刻を誤って出発してしまったために乗客が乗車予定の列車に乗車することができなかったたケースで、乗客側の都合ではないためタクシー輸送にかかる経費は鉄道会社持ちで深浦駅から広戸駅までタクシー輸送が行われる措置がされました。

【よくあるのは遅延だけど】なぜ早発することは問題なのか?

なぜ列車が早くに発車してしまう「早発」は問題なのでしょうか?

実は「早発」は法律で禁止されていて「遅延する」ことよりも重大な事案となってしまいます。

その法的根拠は「鉄道営業法・営業運輸規定」に書かれており、古い法律のためカタカナで書いていますが、わかりやすく言うと「時刻表より先には発車してはいけない」と書かれています。

例外としては大地震や津波など天変地異が起きて公益がある場合がありますが、今回は通常通り運航してしていたところを判断ミスによって早発をしてしまったので、鉄道営業法の営業運輸規定に引っかかってしまうこととなります。

過去にも他の鉄道会社で10秒早発・20秒早発というレベルの事例はありましたが、今回のように5分早発してしまう例は極めて異例です。

鉄道輸送で事故や今回の早発はあってはならないことですが、鉄道運行の事故防止するための考え方として人が失敗することが前提として考え、それを機械的な部分(例:ATSなどの保安装置)で補う「フェイルセーフ」という考え方があります。(フェイルセーフを日本語に直すと失敗しても事故にはならないということ)

今回の大幅な早発も機械で早発をできないする対策も今後行われるかもしれません。

ただ、今回は乗客をタクシー輸送によって早発のトラブルで置き去りになった乗客を予定の時刻の列車に乗れるようにした対応についてはよかったのではないでしょうか?(タクシー輸送で追いついたため、置き去りにされた乗客もそれほど悪くは思っていなかったようです。)

 

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