今回は関西地方最大の私鉄「近鉄」が運行する豪華なカフェ車両(食堂車)について解説していきたいと思います。
近鉄のカフェ車両(食堂車)はお金のない学生でも利用しやすい(メリット)
他の鉄道会社でも食堂車を連結している列車はありますが、制約がついている場合が多いです。制約というのは切符では利用できなかったり、旅行商品限定のために片道の列車だけで1万円近くかかったり、そもそも1回の乗車に数十万かかったりする富裕層にしか乗れない列車だったりします。また、食事をする場合にはあらかじめ弁当などは予約する必要がある場合があります。
他の鉄道会社の食堂車はちょっと利用するにはハードルがありますよね。
近鉄では他の鉄道会社とは違い、カフェ車両(食堂車)では乗車料金(乗車券・特急料金など)のほか、その場で注文した食事代のみで利用できます。しかも、食事をあらかじめ利用する必要もありません。
カフェでの食事の料金も1500円あれば食べることができるので、お金のない学生でも利用することができます。
近鉄のカフェ車両(食堂車)がついている列車は?
現在近鉄でカフェ車両(食堂車)を連結しているのは2列車あります。 それについて紹介していきたいと思います。
観光特急しまかぜのカフェ車両(食堂車)を実際に利用してみた
一つは大阪難波・京都・近鉄名古屋⇔伊勢志摩(賢島行き)を結ぶ「観光特急 しまかぜ」 です。最近では関東でもテレビCMが流れていますし、知名度はかなり高いと思います。その証拠に夏休み期間では発売と同時に売り切れを出すことがあるほど人気の列車です。
しまかぜのカフェ車両は2階建てになっていて、1階席と2階席があります。今回は2階席を利用してみました。
注文はいたって簡単、メニューから好きなものを選ぶだけです。
しまかぜのカフェ車両にはモニター画面が取り付けられていて、運転席からの景色をカフェ車両から楽しむことができました。調理して食事が出てくるまでの時間も楽しめる工夫がなされていました。
今回は松阪牛カレー1340円と松阪牛重1400円を注文しました。どちらもすごくおいしかったです。また、しまかぜのカフェ車両は海側を向いているため、景色を楽しみながら食事をすることができます。
ぜひ、しまかぜに乗ったときは利用してみるといいでしょう。
今回乗車したしまかぜの座席は電動リクライニングと電動レッグレストがついていてとても快適に過ごすことができました。
この記事の最後にしまかぜに安く乗る方法を掲載していますのでそちらもご覧ください。
観光特急 青の交響曲(シンフォニー)のカフェ車両(食堂車)を実際に利用してみた
「観光特急 青の交響曲」 は大阪阿部野橋駅⇔吉野を結ぶ観光特急です。
この車両にも真ん中の2両目にカフェ車両(食堂車)が連結されています。こちらも乗車料金と食事代のみで楽しむことができます。
乗車前に外から撮影したものですが、中はこんな感じになっています。
今回は吉野梨ジェラート(350円)を購入しました。先ほどのしまかぜとは異なりデザート系が多くカフェ要素の強いメニューとなっています。この
吉野梨ジェラート(350円)は近鉄沿線で生産されているものを使用しているこだわりの商品となっています。かなりおいしく感じました。
また、今回食べた吉野梨ジェラート(350円)限定発売のため無くなり次第終了となります。
そのほかカフェ車両を利用するとピンクのおしぼりがついてきます。
カフェ車両ではデザートの他にグッズの販売もあるのでぜひ旅の記念に買ってみてはいかかでしょうか?
車内の洗面台や座席、照明、内装に至るまでかなりこだわりを感じた車両でした。ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか?
毎年4月になると吉野の桜を見ようと多くの方が吉野を訪れます。桜の季節に青の交響曲(シンフォニー)に乗ってみるのもお勧めです。
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