特急ひだ・南紀で走っている、JR東海の気動車特急車両キハ85系。新型車両HC85系への置き換えが進められ、キハ85系は引退へ向かいます。
このキハ85系について、これまで京都丹後鉄道への譲渡が行われるのではと言われていました。それは、以下の公式発表から推測されていたものです。
[1] ハード面の取り組み車両更新2両1編成(中古車両)
京都丹後鉄道安全報告書2021―https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://trains.willer.co.jp/safety/prevention/safety_report/pdf/2021.pdf&ved=2ahUKEwi038nur8f9AhWnm1YBHYB8Bi4QFnoECBEQAQ&usg=AOvVaw1TnM_QhCPgxygg52x_73JAより
特急車両の更新
タンゴ・エクスプローラーの継続使用不能に伴い、ダイヤ維持及び安定運行確保のため、中古車両の導入経費を支援
京都府の令和4年度6月補正予算概要―https://www.pref.kyoto.jp/yosan/0406hosei.htmlより
京都丹後鉄道が2両1編成の中古車両を導入
。同じく気動車のタンゴ・エクスプローラーの置き換えと考えると、輸送費を抑えられることや、もう走れないほど老朽化はしていないことから、JR東海のキハ85系ではと考えられたのです。
それが確実視されたのが、京都鉄道博物館で展示されていたキハ85系の返却回送時。京都丹後鉄道のヘルメットを被った方が乗車されたことで、譲渡が確実となりました。
京都丹後鉄道でこれからもキハ85系に乗れることに期待が膨らみます。
その一方で、工業デザイナー水戸岡鋭治によって装飾が行われるのではという声もあります。特にパノラマビューが売りだった前面展望が、装飾で隠されるのではという点が、最大の心配材料です。
京都丹後鉄道での第二の人生が、華々しく受け入れられるものになると良いですね。